自由人 三上 元の選択

5月14日、11年前に浜岡原子力発電所が停止した。その記念日に、時の総理・菅直人さん
に聞く会を開催できた。

ブログ790、12月19日にここに書いているが、脱原発・議員の会の設立総会の時、
ーー浜岡を止めてくれた総理・菅直人さんを呼びたいーーの声に応じて、直ぐ菅直人さん
に打診して、浜岡原子力発電所を学ぶ会・菅直人さんに聞く、の集会を開催できたのである。

菅直人さんは冒頭のスピーチで
ーーウクライナ戦争で分かったこと、それは　原発の存在することが国防上の大きな
リスクである　という事です。原発は1日も早くやめましょう。国産エネルギーである
太陽光や風力発電に国を挙げて投資することです。ーー
と力を込めて発言した。

この集会を企画して、あちこちの集会で菅直人講演会のチラシを配り、反原発の各種の
県内団体の会報にチラシを入れて頂き、何十通も手紙を書いて、告知した。しかし
なかなか参加者が集まらない。

コロナ対策で700人の大ホールを借り、300人を目標に集客努力をするのだが、結果として
172人がやっとだった。1人1,000円で収入17万円。ほぼ収支トントンで菅直人さんへの
謝礼に回すお金がない。
そこで　菅直人さんが帰った後、会員に、カンパをお願いして、7万円の謝礼を送った。
思えば10年前に、湖西市で菅直人講演会を開催して、1人1,000円で900人を集め、
収入90万円、経費20万円、粗利70万円だった。
だから菅直人後援会に35万円、三上元後援会に35 万円の活動費が生まれたのだった。

教訓として
　時は辛いことを癒やしてくれる　しかし　大切なことも忘れてゆく
　だから　原発について　時々　こんな集会を開催しなければならない。
　戦争然り、戦争の記憶もしっかり伝えないと　忘れられる。

そしてもう1つ
　今日の中日新聞が、共同通信社の取材報告としてーー
原発への攻撃を想定すべきか❓を原発が存在する13の道県と原発を持つ11の
電力会社に聞いた。その結果としてーー

武力攻撃を想定していない実状について、国の検討課題、とすべての自治体が
考えていること。電力会社も同様に答えている。ーーと伝えている。

　私は2001年の9.11 米国テロ　以来、ーー国防の第1は原発を無くすことーー
と言い続けている。
ウクライナ戦争でそれを改めて訴えたい。三上元 拝。