2020年12月26日

ブログ 764、女川原発問題で、宮城県庁に出向き遠藤副知事に面談。

脱原発をめざす首長会議として、女川原発問題で宮城県知事に面談を申し込んだ。結果は遠藤副知事との面談になったのだが、宮城県内の元首長7人、県議会議員3人、佐藤事務局長そして世話人を代表して
私が参加することになり、県庁の特別な会議室で30分間、副知事に我々の思いを伝えることができた。

新聞記者の方々にも参加して頂き、翌日の記事にもして頂いた。感謝。
そこで、我々は申し入れ書を副知事にお渡しし、数人で発言もさせて頂いた。

1、女川原発の稼働を認める理由として、交通事故を例に出したのには大きなショックだった。
 知事は原発事故の桁違いな大きさが実感できていない、としか思えない。

2、避難が極めて困難な原発の代表である女川原発だが、それを解っているのにこの時期
 に早々と稼働を認めるのは、拙速としか思えない。

3、知事は県民の意見を良く聞いて判断する、と発言していたはずである。しかし原発の立地自治体2つ  の意見を聞いただけという印象である。周辺50Km圏の自治体の意見もしっかり聞き、県民投票の実施 にも前向きになって欲しい。稼働まで十分時間があるのでもっともっと県民の声を聞いてほしい。

などなどを遠藤副知事に伝えた。副知事は県の職員をしていたので、7人の元首長をしっかり記憶して
おり、丁寧な対応をしてくれた。

女川原発は
10年前に損傷を受けた傷だらけの原発、
同規模の地震が発生したら極めて危険な原発、
四国の伊方原発に匹敵する避難が極めて困難と専門家が指摘する原発、
万一に備える10 兆円級の賠償保険にも加入していない原発、
事故が発生したなら、どんな賠償をしてくれるのか全くわからない原発、
事故が発生したなら、電力会社は間違いなく倒産する原発、
なのです。

女川原発が稼働しないと誰か困るのですか。大自然に感謝、三上元 拝。
 
   


Posted by 三上元 at 18:42Comments(0)脱原発

2020年12月16日

ブログ 763、原子力空母を考える市民の会、総会。

数年前から私はこの会の会員になっている。総会に参加したのは初めてである。

メインゲストは日本に21年住んでいるアメリカ人のリラン・バクレーさん
〜〜日本はアメリカに気を使いすぎです。
 厚木基地の爆音を止める努力もしない。
 思いやり予算は1兆円近くまで膨れ上がった。
 京急神武寺駅の米軍家族専用出口まで作ってやったなんて❓
 米軍に守ってもらっているので、何も文句を言えないのですかね。
 〜〜でした。

事務局の呉東正彦弁護士は
〜〜原子力空母はあちこちで放射能漏れ事故を起こしています。ここ横須賀基地も
 明日そうなるかもしれない。〜〜と。

会員からの声では
〜〜明治時代の政治家は治外法権の撤廃がなければ真の独立国ではない、と並々ならぬ努力をした。
 しかし今の政治家は日米地位協定の改訂の申し込みすらしない。プライドがない、だらしない政治家
 ばかり。〜〜と。

私は
〜〜原子力空母には小さな原子炉がある。そこで湯を沸かすのは原発と同じ。いつ事故になるかわから
 ない。それを知ったので、この会員になっています。私は2001年の9.11アメリカの4機の旅客機がテ
 ロリストに奪われた時から、国防上から原発に反対し、発言しています。〜〜と。

前泊して、友達と居酒屋・空母信濃で友情を温めました。昼飯に海軍カレーを食べました。
粘り強く原発を無くす活動を続けましょう。大自然に感謝、三上元 拝。浜名湖と東郷平八郎です。

  


Posted by 三上元 at 18:15Comments(0)脱原発

2020年12月05日

ブログ 762、大阪地裁の森鍵判決、その2

昨日の大飯原発訴訟、大阪地裁森鍵判決を改めて朝刊で読んだ。
この判決報道の特徴は、日経新聞が大きく紙面を裂き、社説を翌日に書いている事である。

社説でこう書いている。
〜〜審査に見過ごし難い過誤、欠落がある、とする判決。
 国の判断を誤りとする今回の判決は原発が抱える訴訟リスクを改めて浮き彫りにした。〜〜

2013.7 の国の新基準は、経験式の想定を超える地震の可能性を考慮するよう求めている。
関西電力は過去の平均値を基準にしている。平均値よりも大きい地震が発生する可能性はある。

しかしその検討をしていない。見過ごし難い過誤、欠落があるので、設置許可を取り消す。
という痛快な判決である。

今回の判決は佐賀地裁で係争中の、玄海原発差し止め訴訟にも影響する。ここも基準地震動が
主要な争点である。この判決は来年3月に予定されている。

裁判所が原発阻止に役立つ時代がやって来たのだ。3ケ月後の佐賀地裁に注目しよう。
大自然に感謝、三上元 拝。



  


Posted by 三上元 at 08:54Comments(0)脱原発

2020年12月04日

ブログ 761、大飯原発訴訟、住民側が勝つ‼️大阪地裁

日経速報メールによれば
大飯原発差しどめ訴訟で、大阪地裁の森鍵一裁判長は住民側に軍配を上げた。

争点は基準地震動。地震が襲った時、現在の基準地震動で耐えられるのか?
が争点だというから、2014年の大飯原発の福井地裁の争点と同じである。

福井地裁では、樋口英明裁判長が、この基準地震動では耐えられない、として
住民側に軍配を上げた。
ヒバクと健康Letter 2020、11、25日号で樋口英明さんが、
〜〜原発の耐震性は住宅以下〜〜と明快に指摘しているが、同じ趣旨の判決を
大阪地裁が出したのである。

同じ原発の同じ争点で、同じ趣旨の判決が出た。これは、日経が速報メールを
電子版の読者に送る価値がある判決である。2人の裁判長に座布団を八枚差し上げたい。
八枚の意味は、この後 末広がりに 住民側が勝つ事を祈る という意味である。
ブログ759もご覧ください。

樋口英明さんは今日は祝杯のはず。私もこれから祝杯と 飯田の友から今届いた
クリおこわを頂きます。大自然に感謝、三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 18:09Comments(0)脱原発