2016年03月27日

ブログ387、浜岡原発のある御前崎市長選挙の直前アンケート

中日新聞の今朝のトップ記事は、原発から半径10キロメートルにすっぽり収まる御前崎市長選挙の直前に市内の街頭で行った、有権者100人アンケートである。原発再稼働をすべきか、に対して、すべき32人で、すべきでないが43人。原発再稼働を争点にすべきか、に対して、すべきが57人で、すべきでないが27人と報じている。しかし立候補を表面している二人はどちらも原発推進派で、政策を書くはずのパンフレットには、原発について何もかいていない。この選挙で選ばれる市長は原発の稼働の是非を迫られるはずなのに、残念な選挙である、と訴えている記事だと推定した私だった。さて、
御前崎市長選挙は最早、脱原発派の立候補は無理であろう。だが、この七月の鹿児島県知事選挙には、脱原発派の市長候補を出しましょう。保守系が二人出そうな雲行きだからチャンスかもしれない。鹿児島県の皆さん、出しましょう、脱原発派の人を。感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 14:27Comments(3)脱原発

2016年03月27日

ブログ386、テロの脅威が身近かにある、と原子力規制委員会が警備の強化を促す文書を事業者に出した。

小さな記事なので、見落とすところだったが、原子力規制委員会もテロのことを気にしていることを知り嬉しい。
3月24日、自衛隊浜松基地で観桜会があり、浜松市長と湖西市長が来賓挨拶に指名された。私は…軍人の家系の三上元です。ベルギーのテロにあたり、ベルギーでは2つの原発の警備態勢を強化したそうです。今年は日本で世界首脳会議・サミットミーティングが開かれます。日本の原発をしっかり守って頂きたいとお願いし、挨拶とさせて頂きます。とスピーチして会場のいくつかのテーブルをまわると、先日湖西市を訪れてくれた自衛隊関係者のひとりから、国会図書館で曾祖父三上三郎さんが出ている官報を発見しましたので差し上げます、と海軍大尉三上三郎の出ている官報を頂いた。嬉しいプレゼントだった。
今朝の中日新聞には、ベルギー原子力発電所の警備員が殺害され入場証バッジが奪われた、の記事が載っている。
破れかぶれになり、自分の命を捨てる覚悟のテロリストが原発を狙っても不思議はない。15年前のアメリカの4機目の旅客機も原発を狙った可能性があるし、今回はそうした行動が現実に存在したことを世界が知ることになったのだ。
改めて訴えたい、国防の第1は原発を無くすこと、原爆を持つ能力を保持ことではない、と。
感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 08:38Comments(0)脱原発

2016年03月24日

ブログ385、ベルギー国際空港で自爆テロ、ベルギーの2つの原発作業員が1部避難、警備態勢を強化

思えばスペインの列車爆破テロ、ロンドン市街地の爆弾テロ、昨年はパリで週刊誌本社襲撃そして今回のベルギー国際空港の自爆テロだ。今年は日本で世界首脳会議サミットミーティングが開かれる。日本の原発は狙われる可能性がある、として日本政府は準備しているのだろうか。
今回のベルギー国際空港の自爆テロを受け、ベルギー政府はベルギーの2つの原発の警備を直ちに強化し、原発の運転に最低限必要な作業員だけを残して残りの作業員を避難させた。
国防とは攻撃された時、最もダメージが大きな施設を防衛することだ。
その視点から眺めた私は、五年前の4月に県の市長会の席で、浜岡原発を止めて欲しい、と発言した。5月に菅総理も、法律上の権利行使ではないが、中部電力に浜岡原発を止める要請をした。これは何パーセントの可能性かではなく、万が一に備える国防上の決断である。
サミットミーティング対策として、原発の警備態勢の3倍強化を提案する。本心は止めて欲しいのだが・…感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 09:21Comments(4)脱原発

2016年03月21日

ブログ384、高浜原発、不服の審理を同じ裁判長がやる?え?

小さな記事だったが、目に留まった。大津地裁の仮処分決定を不服として、関西電力が申し立てた審理を、あの決定を出した山本善彦裁判長が再び担当する、という。普通は裁判長が代わると思っていた私なので、浜松のある弁護士に聞いた。その回答は・…関西電力は忌避申し立てをするかもしれません。その判断は地裁の上の高裁が行います・…であった。高浜原発の二回目の判断に注目して下さい。諦めてはいけません。明るく楽しく、脱原発の活動をやりつづけましょう。
また、電力自由化で、大手電力会社の利益が減少する可能性がある、とあちこちで予想しています。私もそう思っています。
私のチラシ、脱原発8つの理由・で、送電と発電を分離し送電は公共企業的な位置付けとする、と主張しています。送電会社は道路のようなもの。発電会社は民間の会社だから、失敗する会社があり潰れても問題ありません。現実に経営危機と噂されている会社が出ているではありませんか。でも送電会社が潰れては困ります。東京電力をまずは、東京送電株式会社として、発電施設は全部売ってしまうことです。
感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 16:42Comments(1)脱原発

2016年03月14日

ブログ383、NHKスペシャル・福島原発事故の88時間のドキュメンタリードラマ

日曜夜、証言記録に基づき福島原発事故を再現したドキュメンタリードラマを見た。命懸けのベント作業、2号機のベント作業ができず、日本の首都壊滅か?と考える危機的な状況にハラハラのドラマだった。日本を神様が救ってくれたのかも知れない〓偶然に感謝、神様に感謝!いつかまたこんなことが日本で、中国で起きるかも知れないのだ。こんな賭けを続けるのですか、国民の皆様〓三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 08:06Comments(9)脱原発

2016年03月12日

ブログ382、原発をテーマの朝まで生テレビを見た感想

原発をテーマに深夜10人の論客が三時間議論する番組を見た。そして、そのとうりと感じたことを列挙する・…
1、故郷にもどりたいけど放射線量がグレーゾーンなので帰れない、あるいは放射線量だけはなんとか妥協できるレベルに下がったけど学校は?保育所は?病院は?買い物は?と考えるとまだまだ帰れない、という人々に避難する選択権を与えることなく、支援金を打ち切るやり方はひどい。チェルノブイリの時のソ連はその選択権を与えたのだからソ連より冷たい日本政府は許せない。
2、使用済み核燃料をもう一度使う燃料サイクルは極めて困難だと解ったのに、そのまま処分する道をガンとして認めない政府の方針を改めなくてはならない。3、最終処分場の決定には何十年もかかる。先ずは50年から100年の中間貯蔵場所を何ヵ所か決めること。ある自治体は廃炉後は中間貯蔵場所も考えて良い、と言っている。4、核のゴミの総量をきめること。このままどんどん使用済み核燃料が増えて良いとは、誰も言っていない。原発の敷地内は間もなく満杯になる。最終処分場の大きさの議論がそこから始まる。
5、原発廃炉庁が必要。40機もの原発をどうやって廃炉し、汚染された膨大な核のゴミをどうやって中間貯蔵場所に運ぶのか、そして最終処分場を選定し、住民に理解を求める粘り強い仕事は大切な仕事であり、原発廃炉庁を作る価値がある。
以上を感じた。感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 09:04Comments(2)脱原発

2016年03月09日

ブログ381、高浜原発の運転差止めの仮処分が出た。

本日、大津地裁・山本善彦裁判長は高浜原発の運転差止めの仮処分を認める決定を下した。運転差止め訴訟で訴えを認める決定は、福島原発事故の後、3例目である。私は2年前に、脱原発劇場第三幕は裁判所が主役になる予感がする、と書いたが、そんな判決がまたまた出たのだ。素直に喜びたい。運転したい側は、事故が起きないことを証明しなければならないのだから、事故後は不利である。差止め側は有利なのだ。世論はこの判決を間違いなく歓迎する。
三権分立の司法の権限を自信を持って、堂々と述べて頂きたい。日本のため、人類のため、地球全体のために。山本善彦裁判長に感謝、三権分立の制度に感謝。三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 18:02Comments(9)脱原発

2016年03月09日

ブログ380、村田光平・元スイス大使からの電話

昼休みに村田光平先生から久しぶりに電話だ。・…サウジアラビアがパキスタンから原爆を入手したことを安倍総理に伝えました。インドの著名な政治学者に照会したら、肯定していました。原子力発電所は国防面で極めて危険です。総理宛てのメールも三上さんに送ります…
という電話だった。改めて私からも訴えたい。原子力発電所とは、自分の国に核の地雷を埋めて、ここを狙われたら我が国は全滅ですと敵にもテロリストにも知らせているモノです。だから国防の第1は原発を無くすことです。2年前、広島市で開かれた世界平和首長会議で私は提案しました…原発とは空を飛んで外国を攻撃することはできませんが、敵に狙われたら自国民を殺す原爆に変わります。だから核兵器と原発の両方の廃止を決議してください。・…会議の締めくくりに挨拶した世話人の外国人の市長が、核の地雷という湖西市長の発言にショックを受けました、とコメントしました。
核兵器を拡散しない努力はもはや無駄かもしれない時代に突入した。テロリストが原爆を持つかもしれない。テロリストがミサイルを原発に撃ち込むかもしれない。私は不安でたまらない。
尚、名古屋の北村栄弁護士が中心になり、40年を越える老朽原発の認可差止め訴訟を名古屋地裁に起こす準備中である。北村弁護士は、私の脱原発チラシをどっさり買って頂いた人物である。活躍を期待したい。諦めてはいけません。原発ゼロまでは死ねません。感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 15:27Comments(1)脱原発

2016年03月05日

ブログ379、原子力発電への3つの警告

昨日の夕刊と今朝の朝刊は辺野古の和解だ。福岡高裁那覇支部の出した和解案を沖縄県に続き国も受け入れ、国は工事中断を指示した。ビッグニュースだが…この先数ヶ月は工事中断の中で、国と沖縄県が話し合うことまでが決まっただけ…ではないのか。その後、和解案どうり…最後は判決に従う…という決着になるのか…疑問符のビッグニュースである。
さて私のテーマ・原子力発電だが…この1週間の3つの事件は神からの警告と考えたい。
第1は、高浜原発4号機の再稼働直後の緊急停止だ。絶対ミスは許されないはずの万全を期した運転再開だったが、原因もよくわからないという。
これは、原発がいかに複雑な機械で、いかに巨大な機械かを教えている。いつどこで故障するか解らないシロモノ…ということである。
第2は、志賀原発1号機は活断層の上にない、とは言えない、とても危険だ、という評価書が原子力規制委員会の有識者会議から提出されたことである。こんなリスクを抱えた原発を稼働する価値はない、という専門家からの報告である。
第3は、3月2日スマトラ島沖での大地震発生である。2004年12月の地震と津波で23万人が死亡した世界最大かと言われた大災害を思いだした。太平洋周辺は地震多発地帯です、と訴えている地震学者・石橋克彦先生も思いだした。
この3つの事件の連続は神からの警告ではないのか…巨大なリスクを抱え、コスト面からも安くない原発を続ける理由は何もない。感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 09:14Comments(4)脱原発