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2022年04月26日

ブログ 801、チョルノービリ原発事故、記念日

今日は4月26日、1986年のチェルノブイリ改めチョルノービリ原発事故から36年の記念日である。
テレビでは、その原発にロシアの戦車が迫って来た時の、驚き‼️と恐怖をそこにいた人が語っていた。
 実はその2日前、 10年前に発足した脱原発をめざす首長会議の10周年記念総会が開催された。

記念の総会なので、2人のゲストをお招きした。
 福島事故当時の総理・菅直人さんと、ドイツ緑の党所属連邦議会議員・ユルゲン・トリッテン
さんである。オンラインでとリアルの会議であった。

菅直人さんはーー
 ウクライナでロシアが原発を攻撃した。寒気がした、と同時に原発の存在そのものが安全保障上のリスクだと改めて痛感した。
電源構成比の推移を見てください。2010年に太陽光発電は0.3%でしたが、2020年には7.9%までに
大きくなりました。
これから注目している事は、農地の上にソーラーパネルを作る営農型太陽光発電です。やっと農林水産省が、それを推進する気持ちになってくれたのです。
農地の1ha当たり500kwの発電なので、400万ha 存在する日本の農地に全て設置されたなら
500kwの年1,000時間の発電で、その400万倍は2兆kWh の発電量になります。
日本の電力需要は1兆kWh なので、農地の半分がソーラーパネルを作ることで十分なのです。
私が生きている間に原発を無くしたい。

ユルゲン・トリッテンさんはーー
 ウクライナ戦争が始まり、エネルギー価格の上昇を見て、原発の延命が必要だ、と言う声が
ヨーロッパのあちこちで聞かれますが、ドイツは今年12月に全ての原発を止める、という決断を変える事はありません。

 そして脱原発をめざす首長会議は 緊急声明 を採択した。
緊急声明の要約はーー

原発を抱えている事が安全保障上のリスクである。
政府は安全保障上の脅威を強調して防衛力強化・防衛費増加を考えている。
私達は1日も早く、戦争も原発も核兵器も無くす努力をすることを誓う。

この総会で
脱原発をめざす首長会議は今年、青森県の大間原発問題、福島汚染水の海洋放出問題、
使用済み核燃の最終処分問題、を取り上げよう、と決めて閉幕した。

なお 菅直人さんは5月14日午後、清水駅前のマリナートで講演します。
申し込みは090-2680-2884、電話・ショートメール、三上まで。
脱原発自然エネルギー推進静岡・議員の会の主催です。
感謝、三上元 拝。





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