2021年02月27日

ブログ 772、福井地裁、元裁判長・樋口英明さんから手紙と著書が届いた。

2月26日、2.26事件の記念日に、発行日3月11日と書かれている本が我が家に届いた。
手紙には〜〜
 2月13日に福島県沖で発生した地震の加速度は1432ガルに達した。
一方、我が国の原発の耐震設計基準は1000ガル程度です。この現状を打破するために、
司法がその役割を果たしてくれることを願って、この本を書きました。〜〜と。

その著書の はじめに〜〜のページには

 地震大国日本の原発には高度の安全性が求められる。
しかし、我が国の原発の耐震性は極めて低い。
よって、原発の運転は許されない。

と書かれている。
書名 私が原発を止めた理由
発行 旬報社

その本の鉢巻には〜〜

原発の耐震性は一般住宅より低いという衝撃の事実❗️
原発敷地に限っては強い地震は来ない、という地震予知に依拠した原発推進。
あなたの理性と良識はこれを許せますか❓

あとがきの最後の3行を紹介したい。〜〜 
 裁判官の本分はその1つひとつの仕事が社会の一隅を照らすことにあるのかもしれません。しかしごくまれには、社会全体が進むべき道を照らす仕事が与えられることもあるのです。
毅然としてその本分を尽くしていただきたい。〜〜

 毅然としてその本分を尽くしてくれる裁判官が、1人ふたりと増えて欲しい、この本に接した裁判官は必ず感銘を受ける、と確信する私です。 感謝。

脱原発をめざす首長会議・世話人、原発ゼロ自然エネルギー推進連盟・幹事、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 14:49Comments(0)脱原発

2021年02月22日

ブログ 771、予算委員会での2人の大臣は再生エネルギー推進に前向きの答弁でした。

衆議院予算委員会での菅直人さんの質問に、農林水産大臣と経済産業大臣の2人が、再生エネルギー推進を行う、という前向きな答弁をした。

菅直人さんは〜〜
 日本の農地は400万haあり、農地の上で発電する営農型発電は1ha当たり500kWh の発電能力があり、年1000時間発電すれば2兆kWhになる。これは日本の電力消費量の2倍である。この農地の4割が営農型発電すれば、そのほかの再生エネルギーを合わせて100%再生エネルギーで日本の電力消費量が賄える。〜〜と質問した。

2人の大臣は〜〜
 営農型発電を推進しています。原発を優先して再生エネルギーを後回しにする、ということはしません。
〜〜などなど前向きな答弁であった。
ノーベル物理学賞の天野浩先生は1月5日の日経新聞で
〜〜もはや再生エネルギーは高価ではない。儲かる事業になった。
2050年にカーボンニュートラル実現には165兆円かかる。
年平均5.5兆円の投資を決心するなら、達成できる。〜〜とインタビューに答えている。

日本政策投資銀行によれば2019年の大企業だけで21兆円の投資をしている。
財政投融資は年10兆円から38兆円とばらつきがあるが5.5兆円を乗せることは難しくない。
年5.5兆円は優遇策など国が決心すればできる額である。

ソーラー発電を推進しよう。
農地へ、住宅の屋根へ、工場の屋根へ、耕作放棄地へ、池や沼へ、高速道路の斜面へ
などなど〜〜。風力発電もいいが、日本では太陽光発電がコスト的に妥当である。
大自然に感謝、三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 15:38Comments(0)脱原発

2021年02月22日

ブログ 770、高裁が国の責任を認めた、高裁で2つ目。

原発事故は国にも責任がある、と高裁が判決を下した。
原発事故避難者達が訴えた裁判が30件あるが高裁の判決は3つ目である。
この判決により高裁で2勝1敗と勝ち越したのだから、ビッグニュースである。

政府が出した地震長期評価を受けて、国が電力事業者に改善命令を
出していたら、この事故は防ぐことができた可能性が高い。
故に、出さなかった国にも責任がある。

〜〜という痛快な判決である。
この判決を、中日新聞と東京新聞は2月22日の社説で、
〜〜争点は 津波襲来の予見可能性である。長期評価が公表されて
国も東京電力も津波襲来の危険性を認識していた〜〜。万一のの災害に
備えるのが国の当然の責務だったはずである。〜〜
と締めくくっている。

高裁で2勝1敗と勝ち越したことに感謝、乾杯しましょう。
司法が民衆に近くなってきたのだ。
大自然に感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 10:00Comments(0)脱原発

2021年02月15日

ブログ 769、EV車の増加は電力需要は大幅に増えるのか❓と友達からの質問

これからガソリン車が減りEV車が増加してゆくようだが、電力需要は大きく増えるのか?
という質問が友達から来た。

インターネットで検索してみると日本総研の藤山光雄さんのレポートを見つけた。
そこには

2050年の日本の電力消費は2016年比で23 .5%減少し、7268億kWhという。
EV車が増加するが、それほど大きな影響を与えない、理由として

1、産業構造が変化して、大きな電力を消費する重厚長大産業が減少する。
2、人口が減少してゆく。
3、省エネ機器が普及する。
そのため、日本の電力消費は減少してゆく。

とのこと。思えば、ノーベル賞の天野浩先生に4年前にお会いして、LEDなどの普及でどれだけの電力消費が減少するのですか?と私は質問した。
16%ぐらい減少すると思います。〜〜と言う答えだった。

質問を投げかけてくれた友に感謝、三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 14:37Comments(1)脱原発

2021年02月01日

ブログ 768、核のゴミ処分場に3分の1の市区町村が名乗り出るかも❓

共同通信社が全国の市区町村にアンケートを12 月に送った。その集計が中日新聞に載っている。
 見出しには、核ゴミ受け入れ自治体8割否定、とある。

しかし、中味をよく計算したら、約3分の1が申し込みする可能性がある、と私は計算した。
日本に市区町村は1741ある。
アンケートに答えてくれた市区町村は1469と書かれている。
返信が無い市区町村が272ヶ所、15%だ。
白紙での無回答の返信が5.1%、
検討した事がないなどが13.9%、
15+5.1+13.9=34 34% 約3分の1が名乗り出るかもしれない。

記事に、愛知県豊根村は、財政難の市町村からの申し込みが増えるかもしれない、
とコメントしている、とも書かれている。

返信が無い市区町村を、共同通信社は無視して、見出しを書いた。
私は、無回答は名乗り出るかも、と考えた見出し、ということ。

名乗り出る市区町村の中には、初めの調査で30億円だけもらい、やる気は無い、
という市区町村もあるだろう。

もう一つ
日経新聞の輿論調査で、次の首相は?で〜〜
1に河野太郎25%、2に石破茂16%、3に小泉進次郎13%、という。

面白くなって来た。
菅義偉総理は、河野太郎を総裁に推した事がある。
立候補するなら、原発も六ヶ所村再処理工場もやめる、
と堂々と発言すること。これは政治生命を賭ける価値のある大問題である。

河野太郎、立て、小泉進次郎も味方である。
大自然に感謝、三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 10:35Comments(0)脱原発