2018年09月26日

ブログ636、トルコでは 原発を再生エネルギーのごとく宣伝しています、の報告にびっくり!

9月25日夜、原子力資料情報室が主催の、トルコからの報告、に参加した。
日本に留学経験のある女性・プナール デミルジャンさんが日本語でスピーチした。

〜〜2016年にトルコは軍事政権になりました。2018年には議会が無くなりました。
日本の三菱重工とフランスのアレバ社が作ろうとしているシノップ原発はMox燃料です。だから再処理して何回も使えるので再生エネルギーとも言える。と政府は宣伝しています。〜〜

この報告には 正直 びっくりした。
私は、こう思った。
〜〜住民が声を上げることができる民主主義が定着している国では、もはや 新しい原発を作ることは住民が許さない。だからこれから、原子力ムラ・原発マフィアが狙う原発の新設は独裁者の存在する国だ。〜〜

さらにプナール デミルジャンさんは
〜〜ロシアが進めるアックユ原発の発電コストは12.35セント、日本が進めるシノップ原発のコストは10.35セント。今主力の火力発電コスト4セントと比べて3倍の値段なのに、理由がわからない。〜〜
と言うのです。

私は、〜〜独裁者は原子力爆弾・核兵器を持ちたがる。それだ。〜〜とプナール デミルジャンに伝えた。
原子力ムラ・原発マフィアが狙う国、それは、住民が声を上げることがない国と軍事政権のような国しか残っていない。しかし ベトナムのように共産党独裁の国でも原発をやめる。まさに原発陣営の断末魔のあがきがトルコにも見えた。

原発陣営の断末魔のあがきが、まだまだ続く。軍事政権下で 原発阻止の運動をするプナール デミルジャンさん、粘り強くくじけず活動を続けてください。日本で原発阻止ができないはずがない。頑張りましょう、来年の参院選こそは。感謝、三上元 拝。

大谷翔平 新人王かも。サービス精神のあるアメリカだから、特例新人王という事もあるかな?
貴乃花親方へ、〜〜横綱には強ければなれるが、組織のリーダーには妥協が必要〜〜三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 07:52Comments(19)脱原発

2018年09月10日

ブログ635、北海道地震、震度7・阪神大震災並の教訓。原発は耐えられない。

NHK newsは〜〜活断層が無くても、日本中どこでも、震度7の地震が発生する、ということ〜〜と報じた。
そこで、9月3日原発ゼロ自然エネルギー推進連盟の幹事会にゲストとしてお越しいただいた樋口英明・元福井地裁裁判長の判決をお伝えしたい。
朝日新聞のインタビュー記事と雑誌世界10月号から、要点を〜〜

1、2014年5月21日、私が裁判長として言い渡した判決の対立点は、強い地震に原発が耐えられるか否か、ではなかった。両者とも強い地震には耐えられない、という点では一致していた。このこと自体、私には驚きであった。

2、対立点は、原発敷地に強い地震が来るかもしれないと主張する原告に対し、強い地震は将来にわたって来ないとする電力会社、というものであった。

3、大飯原発の設計基準は700ガル。私の住むハウスメーカーの基準3400ガルよりも小さい。日本の地震の最大は4022ガル。原発は特にパイプ類が弱い。

4、地震大国の日本で、基準地震動を超える地震が到来しないというのは、楽観的見通しに過ぎない。として運転差し止めを命じました。

そして、樋口英明さんにお会いした3日後の9月6日に、北海道 厚真町の活断層無き場所の震度7 阪神大震災並の地震動、700ガルをはるかに超える地震動だった。

活断層が無くても大地震が起きる。全ての原発が耐えられない。樋口英明判決の正しさが、改めて証明されたのだ。

尚、2011年4月21日、忘れもしない静岡県市長会で、湖西市長だった私が、浜岡原発を止めてくれ、と発言した時、浜岡原発の責任者が〜〜1000ガルにも耐えられます〜〜と言うのだった。

原発ゼロ自然エネルギー推進連盟が提案した、原発ゼロ基本法に従い、直ちに全ての原発を止めよう。明日にも東海村や浜岡に地震が発生するかもしれないではないか!

原自連 幹事、脱原発をめざす首長会議 世話人、前湖西市長、三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 09:14Comments(24)脱原発

2018年09月06日

ブログ634、関西空港も想定外?ブルータスお前もか?原発と同じセリフか!

関西空港が高潮と強風で長期間使用不可、と言う。
1961年の第2室戸台風時の潮位上昇2.93メートル、今回3.29メートルだから想定外?

この空港は工事開始直後から、地盤が悪く、地盤沈下が予想された。そして予想通り24年間で平均4メートル地盤沈下があった。

その対策が、4メートルを超える護岸工事ならまだわかるが、3メートルの護岸工事で妥協した。
原発と同じセリフではないか!

福島原発も、奥尻島の津波、スマトラ島沖地震でのインド原発を襲った津波の教訓から、非常電源設備を高い位置に作り直す、それだけでも実施していれば、電源喪失を免れたかもしれなかったのだ。

関西空港も5メートルの頑丈な護岸工事をしていれば、今回のような水浸から免れたかもしれなかったではないか!日本の技術者は、いや経営者は、いや日本人は、万一に備える、という考えが欠落しているのかもしれない。

スイスの家のほとんどに核シェルターがある、と聞いて私は、本当ですか?と疑った。スイスの多くの人は核戦争が起きる、その対策をしておこう、と考え実施したのだ。

昭和16年 日本敗戦、という猪瀬 元都知事の著書、世界史の中の昭和史、という半藤一利さんの著書があるが、〜〜ヒトラーはイギリス上陸占領はできない、独ソ戦にヒトラーは勝てない、という意見を無視する甘さは、想定が甘い、の一言である。

私の中学生の時からの疑問は、あの時、昭和16年に対米戦を決心する日本首脳陣の分析力の甘さ、である。呆れて物が言えないほどに、自分に都合がいい想定をしていた。
天皇実録を読み、天皇陛下は、外国からの日本向け短波放送をしっかり聞いていた、ということにびっくりした私がいた。天皇陛下は何度も、アメリカと戦って勝てるのですか?と陸海軍の首脳陣に聞いている。

原発事故と関西空港の被害を見て、天皇陛下のお言葉が聞こえる〜〜満州事変、支那事変、日米戦、などと同じく、想定の甘さではありませんか?〜〜と。

今朝 未明に、北海道で地震と聞き、札幌の友人に電話をした。〜〜生まれて初めての凄い地震だった。自宅が潰れるか?と思った。〜〜と言う。泊原発は大丈夫か?が心配だったが、地震の度に原発は大丈夫か?と考える地震大国の日本。 三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 08:59Comments(10)脱原発