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2022年02月04日

ブログ 791、原自連と環境省との、思わぬ論争❣️注目‼️

この論争は注目を集めており、嬉しいことになっています。
 発端は1月27日に外人記者クラブで、原発ゼロ自然エネルギー推進連盟、略称、原自連が、2人の元総理を伴い記者会見をしたのでした。

 そこで、EUが原発を持続可能なエネルギーに分類する、と決めようとしていることに対して、ーーそれは認めない、と5人の元総理・菅直人・鳩山由紀夫・小泉純一郎・村山富市・細川護熙の連名でEU委員長に書簡を送ったーーと小泉純一郎さんと菅直人さんが同席して記者会見した。

 すると、環境大臣からの抗議文が原自連と5人の元総理宛に届いた。内容は、
ーー書簡の中に、福島県で多くの甲状腺ガンの患者が発生しているのは原発事故が原因だと書いてあるが、それは間違いである。原発事故と福島県の甲状腺ガンには関係がない。ーー
というものであった。
 
 それが国会でも取り上げられて、新聞でもネット上でも話題になったのである。

 ちょうどいいタイミングで、甲状腺ガンに苦しむ6人が、〜我々の甲状腺ガンは福島原発事故による放射線被曝である。〜と東京地裁に、27日に提訴した。

 甲状腺ガンの発生は100万人に1〜2人が通常なのに、福島県は人口184万人だが、300人を超える人が甲状腺ガンになったのである。放射線被曝としか推定できない、と多くの人は思うはずだが、環境省は認めない。
 
 これから裁判で争うテーマが、原自連と5人の元総理 対 環境省 の論争にもなって話題を提供しているのである。原発ゼロ自然エネルギー推進連盟・原自連にとってはラッキーな注目である。
最近 原子力発電所関連のニュースが減少しているので 嬉しいことです。

 EUタクソノミー・タクソノミーとは分類、EUが原発を持続可能なエネルギーに分類する、と決めようというのは、フランス中心の原発の比率が大きい国々の圧力であり、ドイツ、オーストリア、ルクセンブルクは反対なので、EU内での大きな論争である。

 EU委員会はEU議会に議決を求める方向だが、705議席のEU議会はこれから大論争で議決することになる。注目してください。フランスは大統領選挙が近いので争点の1つになる。

 1月27日のもう1つのニュース。
スウェーデンが核ゴミの最終処分地に、フォルスマルクと決定した。地下500メートルに10万年保管する。フィンランドのオルキルオト島に次ぐ最終処分地の決定である。

 日本では北海道の2つの町村が、最終処分地に名乗り出ている。私は1月20日、その説明会が静岡市で開催されたので、出席した。NUMO・原子力発電環境整備機構主催である。

 2つの町村でそれぞれ5回の対話集会をこの1年で開いた。第1段階は、地層処分を理解してもらうための期間である、と説明している。NUMOが今、2つの住民に必死の説得をしている時期のようだ。納得が得られるまで何年も対話集会をやり続けるつもりなのだろうか。

 私は日本でも地層処分をしていいのか❓と疑問視している。だって、フィンランドもスウェーデンも地震と縁のない地域であり、岩盤層がある地域である。日本で地震のない、岩盤層の土地なんて探せるのだろうか。
 外国の何処か、地震はなく、岩盤層がある国が引き受けてくれないかな❣️なんて夢を見ている私です。北欧の2つの国では地層処分を決めたが、他の国で地層処分を決めた国はない。100年は様子を見ているようだ。

 もう1つ、5月14日14時から、脱原発自然エネルギー推進静岡・議員の会は、浜岡原子力発電所を止めた総理・菅直人さんに聞く、と題した講演会を開催します。350人までなので予約してください。
参加料1,000円。w9m7k5m3h1j0i39y39c@icloud.com、電話090-2680-2884。
 脱原発自然エネルギー推進静岡・議員の会、感謝、三上元 拝。


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