はまぞう › 自由人 三上 元の選択 › 脱原発 › ブログ639、原発作業で過労死が認められた。ずさんな労務管理が続いていた。

2018年11月06日

ブログ639、原発作業で過労死が認められた。ずさんな労務管理が続いていた。

中日新聞が、11月5日の1面トップで、11月6日は、特報・ニュースの追跡で更に詳しく伝えている。

自動車整備士 猪狩忠明さんは、半年間 月80時間の残業の連続だった。週60時間労働を半年続けていたのである。月130時間残業した時もあった。原発敷地内作業1日10時間の法定時間を超える時もあった。死亡3日前から血圧が160を超えていた。

車両整備の作業は 防護服を着用し汗だくでの作業である。そして昨年10月26日、作業現場で倒れた。

死亡直後に、東京電力は〜〜病死であり作業との関係は無い〜〜と発表した。妻は納得できず、カルテの開示を求めたが、東京電力は協力してくれたなかった。タイムカードの存在から、異常な長時間労働が発覚し、労働基準監督署がこの10月16日に、過労死、と認定した。

私は次の問題点を指摘したい。
1、労働基準監督署は、トップ記事になる程の事件なのに、聞かれるまで自分からは発表しない。
2、またしても、東京電力はこれを隠そうとして、カルテを妻にも見せなかった。
3、元請け会社は、雇用関係の無い作業者なので、コメント義務はない、と言う。
4、彼は1次下請けの整備工だった。2次 3次の下請けもあるのが原発作業である。

違法労働、ずさんな健康管理と被曝歴管理、下請け任せで東京電力に管理責任が無い、下請けは下ほど低賃金、こんな10年以上前から指摘されていることが、フクシマ事故の後にも改善されていないのだ。

改善の鍵は
〜〜原発敷地内作業に関しては、作業者の所属企業にかかわらず、採用から労務管理の責任を原発所有企業・電力会社が負う。作業者の個人別の賃金を公表する。〜〜と定めること。採用を加えたのは、作業者にテロリストが入らないようにすることも大事な責任だからである。

脱原発8つの理由、なる私のチラシには、
〜〜原発作業者の管理はあまりにもずさんです。テロリストが入ってくるかもしれない、という慎重さは無く、個人別の被曝歴管理も不十分。作業は下請けの下請けへと出して賃金はピンハネの構造です。
〜〜と書きました。チラシを作成した5年前から、全く変わらない構造であり、東京電力の隠蔽体質も変わっていません。三上元 拝。



同じカテゴリー(脱原発)の記事

この記事へのコメント
私は世界平和の実現を目指しています・・・
これはこれまで、誰もがなしえなかった、壮大な事業であります・・・・・・・・・・・・
もう、運動を始めて、15年以上になりますが、「渡り鳥が結ぶ友和の会」の会員数は未だに、100人未満であります・・・・・・・・・・
目標数は全世界で10億人であります・・・・・・・・・・・・・・・
まず、市の職員の方が、率先して、入会してください・・・・・・・・・・・・・・・・

入会申込書は私のブログ[渡り鳥が結ぶ友和の会」に記載してございます・・・

夢のまた夢のような話ですが、これは必ず、実現可能であります・・・


この話は以前、新聞に掲載された、2歳児の救出劇から、確信を得ました・・・
何千人という、警察の捜査で全く手掛かりが得られなかったのに、たった一人のボランティアの老人がわずか30分で発見したのですから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

世の中に不可能ということは、絶対にないのであります・・・

湖西市のたった一人の方でも、結構です・・・
ぜひ、アクセスして入会してください・・・
Posted by gusinjpgusinjp at 2018年11月07日 06:19
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ブログ639、原発作業で過労死が認められた。ずさんな労務管理が続いていた。
    コメント(1)