自由人 三上 元の選択

4月5日に愛知県岡崎で小泉さんのスピーチを聞く機会に恵まれたが、昨日4月17日に城南信用金庫主催、城南友の会1000人が集まる高輪のホテルで小泉元総理の講談風の原発ゼロ合戦を聞いた。小泉さんは聴衆が多い方がいい講演をするな、と感じた私でした。私のメモには〜〜
もし福島で４つ目の原発にメルトダウンが発生したなら、神奈川県迄の250キロ圏、5000万人が避難しなければならないのですよ、逃げられますか？そんな可能性があるのが原発です。あらゆる機械には故障があり事故がある。原発の事故は桁違いの大きな事故でしょう。絶対あってはいけないのです。しかしあの福島の事故前は、日本の原発には多重の防御装置があるので絶対にチェルノブイリのようなことは起きない、なんて原発の専門家が言っていた。それがウソだったのです。
最終処分場とはどんなものか、一緒に見に行こう、と東芝、日立、三菱の原発メーカーの人と、フィンランドのオルキルオト島のオンカロ・隠れ家・と名づけられた施設を見て来ました。フィンランドは地震の無い国です。岩盤を400メートル下まで掘り2キロメートル四方の広場に核のゴミを10万年保管するのです。しかしまだ不安がある、湿気が出てきたのでそれをどうするのかを考えて悩んでいるという。フィンランドには原発が4機在り、今作っているモノは2機分の広さなので、もう一箇所作らなければならない。
日本では、処分場も決められないのに、原発をまだまだ稼働させようとしている。今 原発を残したいと思っている人達は、どんなに金が掛かってもやりたい人達なんです。もんじゅの廃炉が決まりましたが、1兆1千億円も無駄な税金を使った。1日5000万円の維持費がかかる。それがもんじゅです。
そんなことから、全国の原発反対運動をまとめる組織を作りたいとして、14日に記者会見しましたが、会長に城南信用金庫相談役の吉原さん、副会長に元自民党幹事長の中川秀直さんなどにお願いしました。
私は75歳になりましたが、原発ゼロの日まではこの運動をすることを決めました。やる気になると元気になりますね。今日も1時間立ちっ放しで喋りました。日本は変化に対応できる国です。敗戦も、円高も乗り越えたではありませんか。〜〜でした。
そのあと、中川秀直さんがショートスピーチで〜〜
私も小泉さんと同じ思いです。元科学技術庁長官、元原子力委員長の私です。原発ゼロ自然エネルギー推進連盟の副会長として私も頑張ります。〜〜でした。
盛り上がった1000人のいい講演だった。小泉さんと写真を撮りたい人が列をなした。私も、及ばずながら、原発ゼロ自然エネルギー推進連盟の幹事の1人として頑張ります。尚、今週末23日には、脱原発首長会議の定期総会が予定されており、吉原さんが報告してくれます。感謝、三上元 拝。