自由人 三上 元の選択

5時半に起きた。外に出た、外気温8度C、春霞の日の出を見た。新聞の一面には、ロシアの爆破テロ、と出ている。テロの報道の度に、日本もいつ狙われるか解らない、原子力発電所の警備が強化されないと心配である。ほとんどの国は軍隊が原発を守っている。万一に備えるという考え方が政府にも、司法にも不足していると実感する。
4月8日に福島みずほさんと海渡雄一弁護士さんの記念講演会が開かれる。福島みずほさんからその事を 3月20日代々木公園の集会で伝えられたので、お伺いします、と答えて、海渡雄一著・原発訴訟・30年間闘ってきた、の本を読んだ。そこに〜〜司法の失敗。日本の裁判所は殆どの裁判で国と電力会社の主張を認めてきた。
結果として原発災害を未然に防げなかった。ドイツでは活断層の評価から、1998年1月に、最高裁判所が、70億マルクを投じて完成させたミュルハイムケリヒ原発の設置許可を取り消した。ドイツは殆ど地震のない国である。ドイツの裁判官の慎重さのかけらもない日本の裁判官〜〜と書いてある。
話は森友学園の8億円値引き事件だが、市長を経験した私の意見は〜〜8億円値引きの根拠の書類は既に処分した、と官僚が発言したようだが、存在するが見せたら大変だから、そう発言をしているのである。8億円の根拠無き値引きが行われたのである。書類を捨てた罪の方が軽い事に問題がある。公表したら大問題、書類を捨てたら軽い罪、どっちを選ぶか、知れたことよ。政治的な圧力が無ければ役人が、こんな変な事はしません。何人もがそれに従ったのさ。信念ある役人が1人でも居たら防げた筈である。この事件に関与した役人の全てに信念が無かったのさ。悲しい役人の正体を見てしまったのさ。
今夜は上弦の月を見たい。さらば〜〜感謝、三上元 拝。