はまぞう › 自由人 三上 元の選択

2024年11月14日

ブログ 408、浜岡原発が防潮堤28m を追加する、と発表‼️

11月14日の中日新聞によれば
 浜岡原発の林社長が、3重の防潮堤を作る、と規制委員会に
報告したと言う。

 女川原発は津波想定23.1mに対して、29m の防潮堤を作った。
浜岡原発は津波想定25.2mに対して、28mの防潮堤を2つ作り、
22mの防潮堤も作る、と言う。
 断面図が示され、先ず既存の防潮堤を28mに嵩上げし、2つ目
に既設の防潮堤の海側に28mの防潮堤を新設し、さらに既設壁の
原子炉側にも22mの防潮堤を新たに作る。 
 女川原発より1m低いが 浜岡原発の防潮堤は3重壁にする。

 我々は7月31日に、下村勝・御前崎市長と面談した時、市長は、
「津波想定が今の防潮堤を越えるのですから、中部電力は防潮堤を
それ以上のモノにする事を 間もなく発表すると思います」と発言
していたことを思い出す。

 しかしどれだけの追加工事費になるのか?の発表はなかった。
防潮堤などの安全対策費は4,000億円と見積もっていたようだが
遥かに超える工事費になるであろう。

 それでも相談を超える揺れ(ガル)と高い津波が来るかもしれない。
事故の賠償額は福島原発事故の数倍か?日本最大の損害と推定されて
いる賠償額、その保険に加入する、との発表はなかった。

 安全対策費と賠償保険への加入の2つを ちゃんと発表せよ。
そうでなければ、私は株主として、再稼働を認めない。

 もう2つ
1、敦賀原発2号機の不合格が正式に決まった。
 しかし原電は 再申請すると思う。廃炉決定しないのなら
電力5社から基本料金をもらい続けることができるから。

2、女川原発が再稼働する。
 稼働直後にトラブル発生で、停止していたのだが、原因が
分かって修理できたと言う。老朽原発で傷だらけの女川原発
であり、避難できない原発である。

1日も早い 原発ゼロを 期待してーー 三上元 拝。
浜名湖の夜明け

  


Posted by 三上元 at 09:48Comments(0)脱原発

2024年11月04日

ブログ 407、女川原発2号機 発電延期⁉️

東京新聞が11月4日の1面で 女川原発の発電延期 と伝えている。
 原子炉の状態を確かめる計測機器のトラブル、と書かれている。
インターネットでNHKは、計測機器が動かなくなった、と。
 そしてどちらも 原因不明 と。 だから発電延期 を東北電力が
決断した と。

 3.11の大地震の震源地に1番近い原発で、1,000ヶ所以上のひび割れ
があり、外部電源5つのうち4つが失われ、危機一髪で事故を免れた
傷だらけの原発を13年間の修復作業で やっと再稼働に漕ぎ着けた原発
である。 
 原因不明 とは 損傷を見落としていた箇所があった と言いたい。

 これを 神の声 と言うのではないのか⁉️
原因究明ができないなら、再稼働を諦めることしか選択肢はない。
東北電力は原因究明に全力を尽くし 私は 原因究明ができない
ことを祈る

 地震による損傷が大きな原発、40年を過ぎた老朽原発、避難が
困難な原発、そんな原発は早く廃炉にしよう‼️
 大自然に畏敬と感謝 三上元 拝。
東京の朝焼け
  


Posted by 三上元 at 10:57Comments(0)脱原発

2024年10月26日

ブログ 406、女川原発10月29 日、再稼働へ

「動かすな 女川原発 11.2 全国集会」と書かれた
チラシが 届いた。

 その翌日、新聞が女川原発が再稼働する の報道
である。 我々 脱原発をめざす首長会議が9月22日
と23日に女川原発の勉強会と視察会を開催して、事故
となれば、避難できない原発の筆頭である女川原発‼️
だから、再稼働はやめろと声明を発表した原発。

 その原発が再稼働してしまう。脱原発をめざす首長会議
は5月に、金沢市で定期総会を開催。そして能登半島の珠洲市
の原発予定地だった場所を見て、志賀原発を見て、道路の
復旧が4ヶ月後にも できていない実態を知った。

 志賀原発は避難できない、同様に避難できない原発は❓
と考えて、9月に女川原発の勉強会と視察会を開催した。
 そして石巻市から女川原発への道をマイクロバスで通った
のだが、志賀原発以上に険しい道路であった。

 実際、3.11の原発事故の時、女川原発は消防車の出動を
要請したが、消防車は道路の損壊で女川原発まで辿り着け
なかったのである。
 しかし、立地自治体も県知事も、再稼働を認めた、残念。

 志賀原発、女川原発、四国の伊方原発、この3つの原発は
半島にあるので、道路が地震で損壊した時、避難できない
ことは 誰にも分かる。
 アメリカのショアハム原発のように、避難できないので
稼働を認めない、と規制委員会が決めるべきだが、日本の
規制委員会は避難計画の判断はしないことになっている。
 周辺自治体が、それを決めることになっている日本なので
立地自治体と県知事の判断なのである。

 改めて 原発の存在する地元自治体と県知事選挙の重大な
ことを 訴えたい。

 静岡県の浜岡原子力発電所は御前崎市にある。今年 御前崎市長
に就任したばかりの下村市長に7月31日にお会いできたが、下村市長
は幸いにも、避難計画について十分な関心を持っていることが我々に
伝わる発言をしてくれた。

 避難計画、周辺自治体、県知事、について 改めて注目して
頂きたい。 避難できない原発を 動かしてはならない‼️
 感謝、三上元 拝。

  


Posted by 三上元 at 11:49Comments(0)脱原発

2024年10月20日

ブログ 405、各党の原発政策 立憲と国民民主党の違い

 10月20日の日経新聞 各党の原発政策が列挙されている。
国民民主党は 原発の建て替えや新増設を推進 と書かれている。
 
 立憲民主党と国民民主党が共闘できない最重要な点が原発政策である。
昔の民主党が希望の党と合流する時、小池百合子の 排除名簿が出回って
その名簿の人達が 立憲民主党を急遽 立ち上げた。

 その後 労組・連合が元のように合併してくれ、と何回も会合を持って
今の新しい立憲民主党になった。その時 立憲民主党の綱領から 原発政策
を変えてくれなければ 合流できない、とした人達が 今の国民民主党である。

 だからこの党を電力会社と 労組・電力総連が全力で応援してくれる。私は
来年の参議院選挙を思うと困ってしまう。参議院の静岡地方区は2人を選出する。
自民は1人、野党は2人で6年前には戦った。

 国民民主党の現職・榛葉賀津也 対 立憲民主党・徳川家広 で立憲は負けた。
その時 榛葉賀津也を応援していた3人の国会議員が 合流して 今は立憲民主党
である。その3人は 党の綱領にある「原発ゼロを1日も早く実現するーー」を
認めて合流した人達である。

 スジを通せば 榛葉賀津也と戦うことになる。しかし静岡県の労組、連合静岡は
原発推進である。3人の立憲民主党の国会議員はどうするのか? 原発反対の私は
この日経新聞を見て 来年の参議院選挙のことに思いを巡らせたのです。

 困っちゃうな⁉️山本リンダ です。三上元 拝。


  


Posted by 三上元 at 11:32Comments(0)脱原発

2024年10月05日

ブログ 404、女川原発の視察と勉強会

 3週間前ですが、9月22日と23日に女川原発の視察と勉強会を
脱原発をめざす首長会議が、石巻市で開催した。
 
 先ず 石巻市から牡鹿半島にある女川原発にマイクロバスで
向かう道が 片方は切り立った崖、もう片方は落っこちそうな
斜面である。そして海面よりかなり高い位置にある道である。

 我々・首長会議のメンバーは5月に能登半島の志賀原発と珠洲市
とを視察したが、志賀原発の避難路よりも 地震による損壊はここ
の方が大きい と感じた。
 女川原発周辺に住む人々や原発で作業している人々が、地震で
避難できるとは思えない。 しかし 県知事は 避難できるとして
原発の再稼働に既に同意している。

 石巻市で開催した勉強会の講師は 多々良 哲(さとし)さん、
2017年の宮城県知事選に挑戦した人で、女川原発に反対している
活動家である。多々良さんは次のように訴えた。
  
1、女川原発の事故の時、避難できるでしょうか。能登半島の道よりも
 女川原発から避難する方が困難です。 その証拠は 2011年の地震
 の時、女川原発に消防車を要請しましたが、道の損壊により女川原発
 まで消防車はたどり着けませんでした。

2、女川原発は2011年の地震の震源地に1番近い原発でした。だから
 この原発は600ヶ所の損傷と言われましたが、実は1,130ヶ所もの
 ひび割れが発見された傷だらけの原発です。

3、2011年に津波にも襲われましたが 13mの津波に80センチ差で
 生き延びました。北向きが幸いしたようです。
 
4、規制委員会は 2020年に合格点を出しましたが、やるべきこと
 がなかなか実行できずに7回も延期して、やっと今年の11月に稼働
 すると言っています。

5、地元紙・河北新報社の県民アンケートでは、再稼働反対の声が
 多数派です。 しかし 県知事は稼働に同意しました。

 我々 脱原発をめざす首長会議は 避難計画は困難であるとして
女川原発の再稼働に反対する意見を採択した。河北新報はそのことを
報じてくれた。
 感謝、三上元 拝。
 浜名湖も実りの秋です。
  


Posted by 三上元 at 11:28Comments(0)脱原発

2024年10月05日

ブログ 403、ヨーロッパの自然エネルギー事情

  9月30日の原発ゼロ自然エネルギー推進連盟の幹事会に
スペインの環境団体の上席研究員であるホルへ・フェルナンデス
さんが来てくれた。そしてヨーロッパの自然エネルギー事情を
伝えてくれた。英語でのスピーチだった。

1、ヨーロッパの自然エネルギーは増加しているが 日本と同じ
 ように ゆっくりである。1次エネルギーに占める割合は
 2022年には23%、2030年の目標は42%。
2、行政の面倒な手続きも日本と同じように存在する。
3、山や森林を切り開くことには住民の反対もある。
4、自然エネルギーの推進者は、男性より女性、高学歴、高収入、
 若い人より高齢の人である。
5、太陽光パネルの部品に必要な希少金属が中国に偏在している
 ことも悩みの種である。

 この原自連の幹事会には顧問の小泉純一郎さん、会長の吉原毅さん
事務局長の河合弘之さんも出席している。
 
 新聞によると 再エネと蓄電池の併用型の施設に 補助金を増額
することを 経産省が検討している。今年度中に 専門家の意見を
踏まえて詰める、らしい。期待したい。
 感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 10:23Comments(0)脱原発

2024年08月29日

ブログ402 、敦賀2号機 不合格の見出し‼️

 今朝の新聞は1面で、原子力規制委員会が2012年の発足以来
初めて 原発に不合格 を出した、と伝えている。
 7月27日の 不適合 の判定は、規制委員会の1部の委員数人
の判断であり、その報告を受けて 定例会で正式な結論を28日
に下したのである。

 名前は規制委員会だが 最後は規制しない委員会らしい、と
悪口を叩かれていたが、正式に不合格 と規制した。
自民党政権下で任命された委員でも、敷地内に活断層が無い
とは言えない、と決めたことに価値がある。

 ただし原電(日本原子力発電)は 再度申請する意向 らしい。
再度申請するとなれば 新しい資料を用意することが必要なので
1〜2年が必要となる。
 再度、不合格になれば 行政訴訟の道を原電は選ぶこともできる。
原電は既に 死に体 なので廃炉にして大きな赤字を計上すると、
会社を解散せよ、の声が出てくる。そのため 勝つ見込みは無くても
藁にもすがるのであろう。 第2次大戦でドイツが負け、日本には
勝つ見込みが無くなっても、降伏することは難しいのだ。

 自民党の総裁選、立憲民主党の党首選、どちらも気になる。でも
野田佳彦が候補になって来た、昔の名前で出て来ます とは野党の
人材不足を痛感する。
 三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 09:12Comments(0)脱原発

2024年07月31日

ブログ 401、中間貯蔵、受け入れ表明‼️え❓

7月30日、中日新聞の1面と2面に、青森県知事とむつ市長が
中間貯蔵を受け入れ表明、と出ている。
 私には 疑問の判断だとしか 思えない。
その証拠に、中日新聞は 小見出しで 
 見えぬ再処理  中間のはずが最終に とも書いている。

 中間貯蔵とは 原発から出た使用済み核燃料を 再処理前の
一時保管である。
 しかし六ヶ所村の再処理工場は いつ稼働するのか 全く
分からない。
 そして50年間の契約という。

六ヶ所村の再処理工場について
小出裕章さんは
 日本の原子力技術のレベルでは 再処理工場を建設する
能力も 稼働させる能力もない。 アメリカ、ドイツ、イギリス
は再処理をやめ、フランスもやめようとしている。早く諦めること
である。
初代の規制委員長・田中俊一さんは
 日本の原子力政策は嘘だらけ。最悪は 核燃料サイクルに拘泥
していること。と言う。

 青森県知事とむつ市長の判断に 長く注目してください。
大自然畏敬と感謝、三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 06:29Comments(0)脱原発

2024年07月27日

ブログ 400、敦賀原発2号機・不適合‼️

今朝の中日新聞のトップ記事、見出しは 敦賀原発2号機・不適合❣️
 価値ある結論を規制委員会がしてくれた、嬉しい知らせである。

1、原発推進派の政治家や電力会社にはショックな知らせであろう。
 自民党政権下で任命された委員は 原発容認派のはず。その委員
 が、ダメ と判断したことに価値がある。

2、活断層を否定する明確な根拠がないなら、原発の稼働は許されない。
 これは2014年5月の樋口英明判決を思い出す。 当たり前の判断を
 規制委員会が下した。 2011年の事故後に新基準が作成されて、初めて
 の不適合。

3、この原発の経営は 日本原子力発電・原電 である。この会社は
 2015年に審査を申請してから、度重なる記載ミスと 事実の改竄
 を規制委員会が見つけ、審査が中断したこともあった。 要するに
 ミスとウソを重ねる会社だ。 そんな会社に原発の稼働を任せて
 いいのか? 

4、齋藤経済産業大臣が、規制委員会が認め 地元が理解した時に
 原発の稼働は認める、とコメントしている。 静岡県の浜岡原発
 は まだ両方とも認められていない。
 浜岡原発は 2011年に、経済産業省が、ここだけは稼働を止め
 よう、と判断した世界で一番 地震が襲う確率が高い原発である。

この規制委員会の判断は能登半島地震が影響したのかもしれない。
大自然に畏敬と感謝、 三上元 拝。
   


Posted by 三上元 at 10:01Comments(0)脱原発

2024年06月30日

ブログ 399、浜岡原発の防潮堤は嵩上げするのか⁉️

しばらく ブログを書きませんでした。再び 書き始めます。
 今年は日本も世界も選挙の年。昨日は、大統領選挙TV討論会
を見てNYタイムズ紙が、バイデンは撤退せよ、の社説を書いた、
と聞き、アメリカの新聞社は大胆な社説を書く、日本のマスコミ
も、六ヶ所村の再処理をやめろ、の社説を書いて欲しい。
 6月26日は中部電力の株主総会に 連続8回となりましたが
出席して、私は3分間の補足説明をしました。
 六ヶ所村の再処理に期待してはいけない、日本には、建設する
能力も運転する力もない。大事故となれば日本に住めなくなって
しまう、と訴えました。
 その3日後の中日新聞の記事に、ーー浜岡原発の津波想定25.2
メートルを規制委員会が了承したが、今の防潮堤は22メートル
なので、追加工事が必要と思われるーーとある。
 中部電力はそれについてコメントしていない。追加工事費は
巨額なので、このまま認めて欲しい、と規制委員会に求めるのか、
浜岡原発を諦めるのか、重大な選択を迫られている時ではないのか⁉️
 尚 7月14日午後に 我々は 浜松で 浜岡原発を問う と題した
講演会を企画している。珠洲原発阻止28年の活動・北野進さん、
我が国の原発で初めて運転差し止め判決を下した井戸謙一さん、
原発はプレハブ住宅より耐震性で劣る、の名言の樋口英明さん、
京都大学熊取6人衆の1人・信念の科学者、今中哲二さん、
そして、映画・原発を止めた裁判長のダイジェスト版の上映。
 今 集客の努力しています。       感謝、三上元 拝。

  


Posted by 三上元 at 10:23Comments(0)脱原発

2024年04月17日

ブログ 398、浜岡原発を抱える静岡県知事選が急に⁉️

急に静岡県知事選が5月26日に行われる。
 4月1日の新人職員への歓迎式で、職業差別的発言だ、
との批判があちこちから寄せられて、川勝県知事は
翌日には 辞任します と記者会見で発言した。
 そして 立憲民主党国会議員の渡辺周さんに、準備して
くださいね、と電話したと伝えられたので 立憲民主党の
私は、川勝平太知事の政策を踏襲する候補として渡辺周さん
が出ると思い、忙しくなるぞ!と身構えた。
 しかし渡辺周さんは出ないことなり、立候補を表明した
のは静岡市の財界から担がれた総務省の官僚と浜松市の財界
から担がれた前浜松市長の2人だけ。
 この2人は川勝県政を踏襲する、とは言わず、浜岡原発に
ついての姿勢を曖昧にしている。

 そして5月16日に原自連・原発ゼロ自然エネルギー推進連盟
の幹事会があったので 私が静岡県知事選の状況を伝えた。
小泉純一郎さん、中川秀直さんも出席しており、幹事長の
河合弁護士はーー浜岡原発の稼働は認めないと言う候補者が
出てくることを期待する。原自連は応援しますよ。ーーと
力強い発言でした。
 この2〜3日は、富士の国会派の県議の会議、労組連合静岡
の会議、立憲民主党の県連幹事会があり、2人の候補への推薦
なのか自主投票なのかが、ほぼ固まる。
 思えば 川勝平太知事の選挙は初回は接戦、2回目から3回
もあった知事選には圧勝している。圧勝の理由は 政策が支持
されていたからである。
 政策の主要な2つは リニア新幹線は自然環境を破壊しない
よう吟味する、 浜岡原発の地元同意は30km圏の自治体だ、
である。
 まだまだ私は 川勝県政を踏襲することを基本とする と言う
候補の出馬を期待している。残念ながら立憲民主党の静岡県には
渡辺周さん以外には候補は無い。
 出てこい 3人目の候補者 感謝、三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 10:52Comments(0)脱原発

2024年03月25日

ブログ 397、輿論が動いた❣️志賀原発危機一髪で。

3月6日の地方紙20社の記事を読んで頂きたく存じます。
しかし、輿論が動いた❣️の見出しが無いのが不満です。

 これは各社がLINEや紙面で全国的に呼びかけこの2月
に4681件の回答を得たモノです。
 5択の質問を毎年、繰り返して比較できるようにして
いる合同アンケートです。
 昨年は、直ぐ廃炉8.0% 脱原発を急げ27.7%で合わせて
35.7%が脱原発派でした。一方 増設もせよ9.2% 審査が
通れば原発は稼働せよ22.0%で合わせて31.2%でした。
 原発推進派31.2 対 やめろ派 35.7 これは10対11.4
なので1割程度しか違わないのです。
 しかし今年は、直ぐ廃炉12.5% 脱原発を急げ31.6%で
合わせて44.1%と大きく伸びたのです。一方 推進派は
増設もせよ6.7% 審査が通れば稼働せよ17.3% 合わせて
24.0%と大きく減少しました。
 推進派24.0 対 やめろ派44.1 これは10対18.4です。
8割もの違いに 大きく変化したのです。

 そして3月13日に発表された インターネットでの
静岡県民への意識調査で、南海トラフ地震に非常に関心
がある、と回答した比率が、昨年12月には62.2%で、
今年1月には81.7%と 大きく伸びたのです。

 もう一つ、志賀原発を抱える志賀町の稲岡町長は
昨年12月に当選した時、原発を早く稼働させたい、
と発言したのですが、1月インタビューに答えて、
稼働の道は見えない、と考えを変えたのです。

 このことを 3月18日に福島生業訴訟団の集会で
私は、ーー能登半島大地震と志賀原発危機一髪を見て、
国民の意識が大きく変化したのです。皆様の裁判での
闘いは2022年6月17日に最高裁で負けましたが、
三浦裁判官の少数意見が注目されました。
 もう一度 新しい裁判をして、勝ちましょう。
能登半島大地震と多数の国民が応援しています。
ーーとスピーチし、そのあとの夕食会は笑いが
絶えない明るい雰囲気でした。
 報酬をほとんどもらわない弁護士さん達も明るく
愉快な方々と感じました。
福島市に行って良かった私、感謝、三上元 拝。


  


Posted by 三上元 at 17:50Comments(0)脱原発

2024年01月28日

ブログ 396、珠洲市の原発計画とは⁉️

1月1日の能登半島地震の震源地・珠洲市に原発計画
があったので、簡単にお伝えします。

1975年 市議会が市長と県知事に原発の誘致要望書を提出。
1976年〜77年に 立地調査。
1978年 珠洲原発反対協議会が発足。
1979年 アメリカのスリーマイル島原発事故。
1981年 市長選で争点になり 反対派は善戦したが敗北。
    当選した市長が火力発電を提案。
1983年 電力会社は火力発電の断念を表明。
    12月に市長が原発の推進を表明。
1986年 4月14日 新しい市長が原発推進を表明。
    4月26日 チェルノブイリ原発事故。
    6月14日 市議会が原発誘致を決議。
1987年 珠洲市で高木仁三郎講演会。
1989年 市長選で争点になり、反対派は2人出た。
    2人の合計得票数は当選した現職市長を上回る。
   反対運動が盛り上がって、市役所40日間座り込み。
1993年 市長選で原発が争点に。
   反対派8,241票、推進の現職9,199票。
   不正選挙として、無効訴訟の申し立てを4月28日に。
  12月高裁金沢支部に対し選挙無効の訴訟を開始。
1995年 選挙無効の判決が出る。選挙管理委員会は上告。
1996年 5月、最高裁が選挙無効の判決。
    8月、新潟県巻町の住民投票で原発を拒否。
1997年 3月、動燃・核燃料開発事業団・の再処理工場の火災事故。
1999年 9月、東海村のJCO核燃料加工場の事故。
2003年 12月、電力3社が珠洲原発断念を表明。

 28年もの間、論争が続いたのでした。もし珠洲市に原発が
存在していたなら、フクシマ以上の惨事だったことでしょう。
ぞっとします。 28年間反対運動をしていた皆様に感謝、感謝❣️
 地震学者・石橋克彦さんが、こう述べています。
ーー今回の能登半島地震は原発の地震安全性に対して基本的な
警告を発した点が重要である。ーーと。
 日本に地震の無い地域なんて あるの⁉️
大自然に畏敬と感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 10:58Comments(0)脱原発

2024年01月11日

ブログ 395、志賀原発、想定外が相次ぐ‼️

今朝の地元紙・中日新聞はしっかり志賀原発の報道をしている。
 私のブログ394で、想定内の揺れにも関わらず、原発に損傷
があった、と伝えましたが、この初期のニュースは誤りで、今朝
の新聞は、想定外が相次いだ原発だったという。
 日経新聞は、東西の揺れの想定は918ガルに対し、957ガル
だった、と報じている。
 想定地震動とは この原発はここまでの揺れには耐えられます、
という耐震限度のことである。それを上回る揺れがあったのなら
この原発の基本的な設計を やり直さなければならない、という
意味である。
 志賀原発は 廃炉にすることが妥当 の結論になる。

 もう一つ、私が注目した記事は、規制委員会の委員長・山中伸介
さんがーー原発に近い海底断層は 新知見として審査に取り入れ
なければいけないーーと記事に書いてある点である。
 要するに、志賀原発の審査において、近くにある海底断層は検討
材料になっていなかった、と言うのである。
 
 地質学者・藤本光一郎名誉教授はーー断層が大規模に一気に滑る
とは想像できなかった。日本海側には海に断層があり、自然条件で
原発の立地に適したところはない。ーーとまで言及している。

 もう一つ真剣に考えるべきことは、原発事故の時の避難路である。
能登半島大地震は あちこちで道路が盛り上がり、亀裂を生じており、
車が通行できる状況にない。
 浜岡原子力発電所は南海トラフ地震の震源地の至近距離である。
地震や津波の時、原発事故になれば避難路が役に立たないのである。
改めて他の原発においても、避難は可能か? を見直したい。

 重ねて述べたい。
1、想定地震動とは その原発の耐えられる限度である。
  このガルまで、でいいのか、想定外は起きないのか?
 改めてどの原発も見直してくれ。
2、見落としている断層が至近距離にない、と言えるのか?
  この志賀原発のように、新しい知見を知りました、なんて
 ことならないように。
3、あなたの近くの原発事故の時、道路や橋は通れる状況なのか
 自分が考えることである。
以上が私の感想です。 1日も早く原発と戦争はやめましょう。
大自然に畏敬と感謝、三上元 拝。
 


  


Posted by 三上元 at 13:55Comments(0)脱原発

2024年01月10日

ブログ 394、志賀原発は399ガルで故障した‼️

能登半島の大地震
 近くに 停止中とは言え志賀原発が存在する。多くの新聞
はこのことをちゃんと報道してくれない。だが 東京新聞と
週刊文春が そこそこ伝えているようだ。
 沼津高専の特任教授だった渡辺敦雄先生が 志賀原発は
欠陥原発と言える、と断じている。
 震度5強で 399ガルの揺れであった。この原発は基準
地震動を1,000ガル、という。1,000ガルまでは耐えられる
原発だと宣言したのである。
 しかし1,000ガルより遥かに低い399ガルで、火災が発生した。
1系統の電源喪失だった。たまたま1系統の電源喪失で済んだが、
3つの系統全てが電源喪失する可能性もあったのである。
 直ぐ近くでは 海岸が4メートルも隆起した。ほんの少し
隆起する場所がずれて、志賀原発の位置であったなら悲劇的な 
事態になった可能性もあった。
 こんなに地震動に弱い欠陥原発は、廃炉にすることである。

以上が渡辺敦雄先生の意見です。
 大手新聞社に言いたい。ちゃんと原発の報道をしてくれ‼️
我々の地域には 浜岡原子力発電所がある。地元の2紙は原発
について、もっと詳しく伝えてくれ。
感謝、三上元 拝。
我が家の目の前に今朝、鴨がいっぱいいました。



   


Posted by 三上元 at 17:08Comments(1)脱原発

2024年01月02日

ブログ 393、志賀原発に爆破音、だがは冷却続く

 ここ浜名湖も揺れを感じた。TVでは 直ぐに地震情報
である。しかし志賀原発の情報が報時られない。志賀原発は
停止中だが心配だ。
 インターネット情報で、ーー爆発音がし、1部の電源が喪失
したが冷却はできているーーとのこと。
 年明けの初日に、原発の近くで大地震。 これは日本の原発
への 神様からの警告ではないだろうか。
 三上元 拝。  


Posted by 三上元 at 11:33Comments(0)脱原発

2023年12月04日

ブログ 392、中国、進む高速増殖炉

表題の言葉は毎日新聞の見出しである。
 今朝の毎日新聞の1面と3面に 我々脱原発派には
嫌な記事が載っている。副題は
 かつて欧米、日本が開発挑戦
 兵器級プルトニウム生産可
 核増強への布石か
 不透明さに米欧警戒  である。

 高速増殖炉は日本や欧米が実用化を目指したが
トラブル続きのため、断念した技術である。それを
6年ほど前から工事をしており、2基の内 一つは
今年中にも運転開始と見られている。

 プルトニウム保有量について、中国は2017年以降
申告していないので、世界は警戒している。しかも
場所が 台湾の対岸に位置する福建省寧徳市の海岸に
近い島である。

 二酸化炭素の排出削減に取り組むCOP28の会議
では、再生エネルギーを2030年には、今の3倍に
増やそう、と発表した。
 しかし一方では 原発を増やす計画も存在する。
地域の紛争は続き、軍事費増強の時代になっている。

 戦争をしない と決心した日本が 今こそ世界に
向けて 平和のために 外交努力する時ではないのか。
自民党政権にそんな期待が出来るわけがない。
 内閣不支持率は70%と史上最悪水準だから野党の
出番なのに、野党の選挙協力は進まない。やきもき
する毎日だ。
 そんな時だが 諦めずに 脱原発 軍事費倍増反対
野党がんばってくれ。
感謝、三上元 拝。


  


Posted by 三上元 at 15:02Comments(0)脱原発

2023年11月21日

ブログ 391、東海第2原発阻止・首都圏集会、その2

11月18日の集会で発言した東海村の元村長・村上達也さんは
ーー私は1999年の東海村で起きた核燃料加工工場の事故の時
の村長です。 その時、アメリカの規制委員会には3,000人の
スタッフが原発の安全審査をしている事を知って、日本の安全
審査体制が、いかにずさんなのか、と感じました。
 数週間前、私の次の村長・山田さんに言いました。あなたは
私のあと村長になった時、東海第2原発は動かさないでくれ、
と私が言うと、私を信じてください、と言いましたね、と言うと
怒鳴り返してきました。村長は偉いんですね。
村長を辞めて、損しちゃたかな。
 この国に希望が持てるのでしょうか?やるならやってみろ、
お終い かもしれないぞ‼️
 私の娘が、次の村議会議員に立候補するよ、と言ってくれ
ました。 国民がビックリ‼️するよう何かを企画しましょう。
それがないと原発はだんだん 注目されなくなってしまう。
ーーと村上達也さんが発言したのでした。
 実は、山田さんが当選した直後、私は東海村を訪問して、
村上さん山田さんと3人で夕食をしました。山田さんは、
村上村長の意志を受け継ぎます、と言いました。
 私も悲しい。 村上達也さんの提案する 何か大きな
ことを考えましょう。
感謝、三上元 拝。



  


Posted by 三上元 at 17:27Comments(0)脱原発

2023年11月20日

ブログ 390、東海第2原発 阻止の首都圏集会

 11月18日、東海第2原発を許さない首都圏大集会に友達と
最前列に座って参加した。今日はその1つをお伝えします。

  茨城県議会議員の江尻かなさんの報告
 東海第2原発の工事中の防波堤に重大な欠陥がある事が
分かりました。重要な2本の鉄骨が地下50mの硬い地盤に
届いていない。70センチ足りない状態なのです。
 それは作業員の方から東海村村議会議員に電話がかかって
来て分かったのです。

 そこで 江尻議員は日本原電に質問書を提出したが回答が
ないので、江尻議員は10月16日に、記者会見でこれを発表
しました。
 同じ日に、日本原電は、施工不良を報告したのでした。
原子力規制庁は、問題なしとは言えない、とコメントした。
 
 これを 江尻かな県政NEWSの11月号に書き、この日に
我々にも配ってくれた。
 当然 翌日の新聞に載っていると探したが、東京新聞にも
載っていない。東京新聞と中日新聞は社説で、原子力発電は
一刻も早く止めること、と論陣を張る新聞である。その新聞
が載せていないのだ。 私はなぜだ‼️と叫びたい。
 重大な欠陥、重大な事件ではないのか❓

今日はここまで。感謝、三上元 拝。

  


Posted by 三上元 at 17:40Comments(0)脱原発

2023年11月11日

ブログ 389、米国の次世代原発は中止へ‼️

 アメリカのニュースケール・パワー社は2029 年の運転開始を
目指し、研究している次世代原子炉・小型原発の開発を断念した、
と日経新聞が伝えている。
 思えば私が市長を退任した1年後の2017年9月、国会議員の
自民・阿達雅志さん、立憲・逢坂誠二さん達とワシントンを訪問し、
次世代原子炉の研究者2人に会ったことを思い出す。
 その時、ーー開発はできるが、太陽光や風力発電のコストが安く
なっているので、コスト的に勝てないことが心配だ。ーーと言って
いた。
 まさにその心配通りになったのである。小出裕章先生もその時
ーーコストダウンのために原発はどんどん大きくなったのです。
小さくすれば発電コストは高価になるから、太陽光発電に勝てる
はずがない。ーーとコメントしていた。
 あれから6年、結論は出たと思われる。英仏も小型原子炉の研究
をしているが、アメリカができないことをできるはずがない。
 
 次世代原子炉・小型原発の開発は失敗した、と思われる。予想通り
だった。 まずは今夜は乾杯だ。感謝、三上元 拝。
  


Posted by 三上元 at 08:51Comments(0)脱原発