はまぞう › 自由人 三上 元の選択 › 脱原発 › プログ471、東芝が二回ババを引いてしまったことに学ぶ

2017年02月26日

プログ471、東芝が二回ババを引いてしまったことに学ぶ

東芝が断末魔の悲鳴をあげている。東芝の歴史や実状に詳しくない私だが、あえて論じたい。
重電三社の1つ、通称頭のいいエリートが揃っている会社である。
最初のババは、2006年のウェスチングハウスの買収。2001年9.11アメリカの航空機乗っ取りテロで、原発は航空機にぶつけられたらどうなるのか?が話題になり、格納容器を二重にすべきではないか?など1つの原発を造るコストが高くなり採算に合わないと言う意見が出て、原発の将来にはっきり暗雲が漂ってきた時の東芝の意思決定だった。
売り主の英国燃料会社は、ババを誰に引いてもらおうかと探していたのである。
二つ目のババは2015年のストーン&ウェブスター社の買収。この時期も、2011年3.11フクシマ大事故で、テロ、地震、津波、操作ミスなどで大事故の確率を高く計算することになり、事故に伴う保険の掛け金がドーンと上がり、原発は最早、民間企業が投資するには採算に合わないと言われている時である。
ドイツが原発に見切りを付けたのは倫理委員会の意見もあったが、保険金の見積りを見てビックリしたからでもあった。
東芝は安く買えました、と株主に喜びの報告をしていたらしい。これも、売り主の読み方と自分の読み方の違いを吟味していたのか、疑問のババ抜きゲームだった。
思えば、76年前、アメリカと戦争して勝てると判断した日本のエリート達が居た。1941年春に始まった独ソ戦が秋になっても終らずドイツは勝てそうにないと判断すべきだったが、その判断能力は日本のエリートには無かった。
政治家にも経営者にも、最も重要な力は、将来の読みに尽きる。それを東芝が我々に教えてくれた。感謝、三上元 拝。
iPhoneから送信


同じカテゴリー(脱原発)の記事

この記事へのコメント
東芝の悲劇は右翼の安倍総理の悲劇でもあります・・・

彼は未だに、原発に固執したくてウズウズしております・・・
打倒・安倍晋三総理・・・
打倒・石原慎太郎東京都知事・・・・・・・・・
打倒・老害集団の自民党wwwwwwwwwwwww
打倒・ネットストーカー専科の光栄理容店wwwwwwwwwwwwwww
Posted by kuwabara at 2017年02月26日 20:17
晩節を穢すとはまさに、石原慎太郎其の者を指す言葉であります・・・・・・
Posted by kuwabara at 2017年02月26日 20:20
他人の業務の成果について第三者が後から批判するのは見苦しいぞ。
湖西市役所の土木課の贈収賄事件についても批判したらどうか?湖西市の業界団体の警告を無視した市長がいたらしいぞ。
原発ビジネスについては原発の新設は減るかもしれないが廃炉工事があるので当面は必要だろう。
Posted by 中高年技術者中高年技術者 at 2017年02月28日 20:21
共産党の中高年技術者はうるさいぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
Posted by kuwabara at 2017年03月07日 15:56
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
プログ471、東芝が二回ババを引いてしまったことに学ぶ
    コメント(4)