自由人 三上 元の選択

2月11日、豊田佐吉翁 生誕150年式典が、浜名湖西岸の湖西市で開催された。市内の中学校生徒1000人と市民1000人を集め、ノーベル賞受賞者天野浩先生のスピーチと質問も受け付けた。中学校生徒も数人が質問したが、最後に1人の老人が質問しーー私の孫が天野先生の母校を受験して落ちてしまいました。なんと言って慰めたらいいでしょうーーと質問し会場に笑いが起きたーー天野先生はーー私も第1志望の高校に入れませんでした、大学も第1志望はない大学に入りました。でも、やりたいことを一生懸命にやれば、いい人生になります。道は一つではありません。ーーその老人は私より二つ先輩で私の選挙の応援もしてくれた人でしたのでーーいい質問といい回答でしたねーーと後で電話した。
式典には、トヨタの豊田章男さん、章一郎名誉会長、スズキの鈴木修会長、川勝平太県知事、城内実衆議院議員、片山さつき参議院議員などが参加して下さいました。
浜松と豊橋に挟まれた人口6万人の湖西市に多忙な方々が集まってくれたか？知っていますよね、豊田佐吉さんと喜一郎さんのお二人は湖西市に生まれたのです。トヨタグループの1代目と2代目が生まれた古里を覚えていて頂ければ幸いです。
そして、その伝統ある工業都市の市長が、6年前に、浜岡原子力発電所を止めてくれ、と公式な市長会で発言し、雑誌フライデーのゴールデンウィーク特集号に載り、さらに浜岡原子力発電所差し止め訴訟の原告に、城南信用金庫前理事長吉原毅と共に名を連ねていることも記憶して頂ければ幸いです。
また、昨日の日経新聞の社説にーー福島原発のデブリ除去は困難を極めるだろう、世界で経験のない事をやるのだから、焦らず着実に、と書いている。
今朝の地元新聞、中日新聞は一面に150年式典を載せた。日経新聞は囲み記事で、豊田章一郎さんと鈴木修さんの写真を載せーー日本の産業競争力が低下する中、創業の原点に立ち返り、日本創生の一翼を担いたいーーと章一郎名誉会長の言葉を拾っている。
尚、私は今日、原発は高く付く、と歴史的な発言を原発事故の半年前にした、大島堅一先生の講演を聞きに静岡市に出向く。感謝、三上元 拝。

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