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2022年07月14日

ブログ 809、東京電力の経営者に史上最高額13兆円の賠償命令

今朝の中日新聞は1面トップで、この東京地裁の朝倉佳秀判決を
大きく伝え、さらに2、7、26、29面にも追加記事を書いている。
東京新聞も同様に大きく報じていることであろう。

海渡雄一弁護士は原自連にメッセージを送ってくれた。
ーー朝倉佳秀裁判長は ゆるぎない自信と確信に満ちた言葉で
40分の判決要旨を読み上げた。ーーと。

朝倉佳秀裁判長は、フクシマ事故をめぐる訴訟で、裁判官として
初めて原発敷地内を視察した人で、積極的に訴訟を指揮し、自ら
経営陣に質問も行った、と伝えている。
これからも朝倉佳秀裁判長に注目していよう。

中日新聞の見出しには
 2002年の地震長期評価は信頼できる
 電力業界に衝撃の判決
 後世に残る名判決
などの言葉が載っている。

日経新聞も、1面、3面、39面に書き、2面の社説にもーー人々の暮らしに
大きな影響を与えるインフラ企業や交通機関の経営陣も真剣に受け止めて
欲しい。ーーと書いてある。

さらに日経は
ーー民事訴訟には2つの流れがある。ひとつは国や会社という
組織の責任を問う訴訟。もう一つは経営者の個人責任を問う訴訟である。

今回は株主が経営者を訴えたモノである。会社役員の賠償責任保険に
加入している会社は多いが支払い限度は9億円の水準である。13兆円
という今回の判決を機会に、賠償責任保険や原子力損害賠償法のあり方
に議論が波及する。
米英では、事業者は有限責任である。限度額を超えた時には国が予算措置を
行う。ーーと 今回の13兆円判決の波紋に言及している。

一言言いたい
 最近 判決は1勝1敗 が続いている。フクシマ事故の前は
1勝10敗だったことを思うと 時代の変化を実感する。
裁判所も 国に気兼ねせず 堂々と信念に従って判決を
出して欲しい。
 やっと 司法が役立つ時代になってきた。
感謝、三上元 拝。


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