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2022年03月13日

ブログ 798、ウクライナ危機。フィンランドの悲劇・冬戦争を思い出す。

ウクライナ危機。ロシアは民間人を攻撃しない、とマクロン大統領に電話で約束した、とマクロンが語った。しかしロシアは病院や学校まで攻撃した。原発の周辺を攻撃して原発を占領した。電気を止める力を持ったのだ。

ウクライナ軍は善戦している。1939年のソ連の侵略を思い出した。
ソ連のスターリンはヒトラーと密約し、9月にポーランドの東部を占領し、11月30日に隣国フィンランドを攻撃した。

フィンランドは善戦し、ソ連兵は12万人〜20万人が戦死した。他国から義勇兵が11,000人参加した。大国は軍隊を送らなかった。そして3月13日に屈辱的な妥協をする。国土の1割を譲っての停戦だった。

ウクライナ軍も善戦している。しかしロシア軍は首都キエフにジリジリ近づいている。
ロシアは次に、こう宣言するかもしれない。

ーーウクライナのゼレンスキー大統領に伝える。1週間はキエフに何も攻撃しない。民間人は脱出せよ。脱出する者には攻撃しない。1週間後にはキエフの全ての建物に対してミサイルや飛行機で爆撃する。ーー

こんな形で、都市から人々を追い出し、ウクライナの都市を次々に破壊する、そんなことをやりかねないのがプーチンではないか、既に 多くの人々は水や食糧に飢えている。

独、仏、英、米は経済的圧力だけで、軍事的には何もせず、このままウクライナを見殺しにするのか?4つの軍事大国は次に何かをして、停戦に漕ぎ着けたいはずだがーー。

ゼレンスキーは、究極の選択に迫られている。
1つ目の選択。
 ウクライナ国民に告ぐ、私だけはキエフに残る。残念だがキエフの防衛はもはやできない。みなさんは逃げてくれ。私以外の政権幹部はキエフから脱出し、政権は副大統領が代理を務め、政権は続く。

2つ目の選択
 ウクライナ国民に告ぐ。キエフの人命は大切である。一方、みなさんが選んだ政権も大切である。キエフから脱出しよう、政権もキエフから脱出する。これからは政権幹部の居所を隠して、断固として戦う。

3つ目の選択
 ロシアに告ぐ。ウクライナはNATOに加盟しない。中立を維持する。クリミアを割譲する。
東の2つの州の自治を認める。だから、とにかく停戦しよう。

そんな時が迫っている気がする、フィンランドの冬戦争は屈辱的妥協で停戦になったから。
独裁者が生まれた時の重要なことは、その人物の分析、本性を知ること。NATOの米英仏独は
独裁者プーチンの本性を甘く見たようだ。

100年前、ヒトラーの本性を甘く見たように。
軍事大国の隣国は、妥協せざるを得ない運命にあるようだ。
日本も軍事大国の隣国である。 悲しいが現実である。

経済的圧力はもちろんロシアを苦しめる。しかし即効薬ではない。今は即効薬が欲しい。米欧の主要4国の次の手を待ちたい。

日本政府に対して、戦争になったら原発がいかに自国のアキレス腱なのか、を真剣に考えたい。
国防の第1は、原発を無くすこと。台湾有事なら日本も戦うさ、と簡単に言う人達がいる。中国が台湾を攻めると同時に、日本が参戦するなら日本の原発に中国のミサイルが飛んで行く、と通告が同時に日本に来る。

100年前の時代になってしまった。悲しい、三上元 拝。






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