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2020年05月02日

ブログ 718、ふくしま原発作業員日誌、が届いた

むのたけじ地域 民衆ジャーナリズム大賞に選ばれた本。
東京新聞の記者・片山夏子さんの9年間、大学ノート179冊の取材をまとめた本である。

本のカバー裏には 作業員の声
〜〜大丈夫と言われても信用できない。これまで いろいろ隠されてきたから・中略・
次に大地震や津波がきたら 俺は逃げる〜〜とある。

作業員は〜〜給料の話しはするな、〜〜と釘を刺されていた。8次下請けまであるらしい。
防護服は息苦しく 毎日 熱中症との闘い。
取材の条件は、匿名で写真無し、であった。などなど〜〜

今もふくしま原発では1日4000人が働いている。9年で20人が原発敷地内で死亡した。

私は2019年の新書大賞、日本軍兵士を思い出した。兵士の目線から描く戦争の酷い事実である。餓死した比率のあまりの高さにはびっくりした。放射線量の高い場所で働く原発作業員は戦場にいるように感じた。460ページの力作である。

もうひとつ
5月1日の中日新聞・東京新聞の社説に
〜〜複合災害への備え、を論じている。コロナウイル禍の最中にもう一つの災害が来ることにも備えよう、言う。原発事故、地震、津波、台風、火山の噴火のどれかが同時発生する可能性である。〜〜

もうひとつ
コロナウイル対策でスウェーデンに私は注目している。
昨日も124人が死亡、その前は107人、81人、80人である。
人口997万人なので、人口1万人当たりではイギリス2.5人よりも少ない2.0人だが、アメリカよりも多い。だが学校閉鎖も都市封鎖もしていない。
〜〜無理に抑えると緩和した時、第2波がある。ある程度の死亡は容認しよう、国民の大半が感染して免疫力ができれば収まる。〜〜と言うのである。専門家の意見に従っての方針という。野党も国民も納得しているようであるのが素晴らしい。

台湾のやり方も参考になる。安倍晋三さんには真剣さ、緊張感が感じられない。コロナウイル対策の次には、弱者救済、倒産防止である。国債発行は、今でしょう。政府紙幣の方がいい。
大自然に感謝、三上元 拝。
我が家の玄関横の小さな庭です。





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この記事へのコメント
「国民の大半が感染して免疫力ができれば収まる。」とのデーターはまだありません。
感染しても免疫力が持続せず、短期間に何度も感染を繰り返すかも。
例えば、インフルエンザのように毎年予防接種が必要であったり、繰り返し感染するものがあります。

はっきりした事がわかるまでは感染をできる限りおさえて、
よく効く治療薬やワクチンが出てくるのを待つことが正しいように思います。
Posted by 急ぐと医療崩壊も at 2020年05月06日 16:52
「無理に抑えると緩和した時、第2波がある。」は??

無理に抑えても抑えなくても、新型エコーウィルスが変異して型が変われば、
第2波・第3波はやってきます。
現に、中国で広がった初期のものと、後にヨーロッパで広がったのとがあり、
日本には両方の波が来たと言われています。
Posted by 過去の常識は通用しない? at 2020年05月06日 17:10
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