自由人 三上 元の選択

昨日4月28日、脱原発・首長会議の総会をわざわざ水戸市で開催した。
例年だと、年1回の総会は東京での開催だが、30キロ圏最大の人口を持つ東海村の原発が再稼働を目指しているようなので、今年はあえて水戸市を選んだのだった。

同時に開催した勉強会には、発電と送電の会社をしっかり分離せよ、の発言をフクシマ事故よりも前から続けている高橋 洋・都留文科大学教授をお招きした。

そこで私は質問した〜〜
太陽光発電は不安定だ、昼間の発電量が多すぎる時には困ってしまう、と思っている人がいる。
原発の発電量が多すぎる時のために、揚水発電がある。それを太陽光発電が多すぎる時に使えるのでしょう。どれだけの能力があるのですか？〜〜
高橋先生の答えは〜〜
24ギガワットあります。原発24基の能力です。ドイツより多くアメリカ並みで世界最大の能力です。
夜に止められない原発のための蓄電器の役割として作られたのですが、太陽光発電にそのまま使えます。そのために何の設備投資もいりません。〜〜でした。

こんな簡単なことを電力会社は、黙っているのである。
改めて私は力説する。
世界最大の蓄電器が既に日本に存在している。太陽光発電が多すぎる発電量になっても困らない。

翌日の地元紙は、この我々の集会を載せてくれた。
また、東海村の山田村長が、村上前村長の遺産を守って6自治体がまとまって行動していることに感謝申し上げます。

沖縄の那覇市おもろまちの居酒屋、ぱぱらぎに連れて行ってもらった。
20年前に、細川護熙・当時首相に、是非とも読んでください、と言われて読んだ本。
本のタイトルがパパラギ、サモア語で、空を破って現れた人、白人という意味である。
南海の島サモアの酋長ツイアビは言う〜〜
パパラギは、丸い金属と重い紙、お金が大好き。白人の神様。
パパラギは、神様が我々に与えてくれたモノまで、俺のモノと言う。我々の言葉に、ラウ がある。私の、という意味であり、おまえの、という意味でもある。どの木もどの花も海もすべてはすべては神の手、ではないのか！
パパラギは、時間に縛られている。時間が欲しい、白人の嘆きの声が聞こえる。
〜〜20年ぶりに私にパパラギを読む機会を与えてくれた沖縄の友、森山さんに感謝。三上元拝。