自由人 三上 元の選択

ここ数ヶ月、日経新聞は、暗に安倍政権を批判する記事を次々と載せている。
日経は記者に自由に書かせる社風かもしれないが、これだけ連続して、政権批判記事が載っているのは、編集委員長が容認している ということである。
4月5日のコラム大機小機
〜〜財務省の公文書改竄は民主主義の土台を崩す大罪だ。そして
経済産業省も政策の失敗を重ねている。
1、成長戦略の不在。デジタル革命やAIを軽視していた。
2、通商政策のだらしなさ。トランプに甘く見られている。
3、エネルギー戦略の混迷。原発優先、再生エネルギー後回し、という先見力の無さ。〜〜と。
11月の記事も忘れられない。〜〜この7年発電コストが劇的に変化した。原発コストはどんどん高くなり、太陽光発電コストはどんどん下がった。日本は見誤った。〜〜と。

私にもう２つ言わせて頂きたい。
先ず〜〜玄海原発で、配管に小さな穴があいていたこと。これは経年劣化の代表的な損傷である。40年で寿命のはずなのに、さらに20年認める という方針そのものが見直されるべきである。
小出裕章先生の言葉を思い出す〜〜原発は複雑で巨大なモノ、小さな事故は今までも多発していた。これからも多発するだろう。それが大きな事故になるかもしれない恐怖を原発は抱えている。〜〜と。

次は外務省の腰抜け。
オスプレイの東京 横田基地への配備。3月16日にアメリカから通告。地元への説明は4月3日。相談でなく通告である。2週間アメリカに、やめてくれと懇願したがダメだったのなら、そのまま、力の無さを国民にも伝えてくれ。
これは日米地位協定の見直しに外務省が熱心でないこと。ドイツやイタリアは同じ敗戦国でも改善しているのに、何故か日本は1度も正式に、改定を申し入れることすらしていない。日米地位協定の改定とは明治時代の治外法権の改定努力と同じ困難なテーマである。
アメリカ軍の行動に、何も言えない、これが日米地位協定である。日米地位協定がこのままである限り日本は真の独立国ではない。
日本のプライドを重んずるはずの右翼陣営が強く発言しないので、外務省が熱心に取り組んでいない、のかもしれない。
8月1日はスイス独立記念日。リュトリの丘には〜〜共に死のうぞ、奴隷として生きるくらいなら〜〜と書かれていると聞く。
外務省よ、明治時代の外務省に戻れ。

締めくくりに、ベーブルース2世、大谷翔平の3試合連続ホームランに乾杯！感謝。
自由人 三上元 拝。写真は浜名湖西岸の女河八幡宮、芝桜、三宝柑。