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2016年11月23日

ブログ453、ベトナムの原発取りやめの理由は、建設コストの高さ。

今朝の新聞には、ベトナムの国会が正式に、原発の建設はしない、と議決したことが載っている。ロシアと日本に注文する予定で、2009年に4基で100億ドルの見込みだったが、福島原発の事故があったので、投資金額の試算やり直しをしたところ、270億ドルと3倍近い金額なので、断念したのです。4基で3兆円、1基7000億円から8000億円である。フランスのように大型旅客機の衝突にも耐える原発にするなら、1基が1兆円を越えるのだ。採算の上から原発を止める時代になっていることをお伝えします。
> 尚、柏崎市長選は原発反対派が負けました。私の退任後の市長を争う湖西市長選挙は42歳と40歳の青年の争いでしたが、原発反対派の私が推した人物が負けました。悔しい。勝った人物は、原発について積極的な発言はしません。と新聞記者の質問に答えていました。
> 湖西市の投票率は高いのですよ、67パーセントです。柏崎は64パーセント、3週間前の沼津は40パーセントです。
私は 市長退任後も、脱原発の運動を続けます。感謝。
三上元 拝。


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この記事へのコメント
三上殿、12年間も役所で仕事をして民間のビジネス感覚が低下しているのではないか?設備投資をするときにはコストが高いか安いかで判断するのではない。投資回収できるかできないかで判断する。たとえば豊洲市場のコスト6000億円は高いが投資され、建設された。ジェット旅客機でも100億円近くしても航空会社は投資する。ベトナムで原発を建設するかどうかはベトナムの電力需要予測によるものだと思う。
ところで三上氏は原発反対を唱えているが、地元の湖西市民に原発反対が浸透しているのか?今回の市長選挙の結果からすると反対派は少数かも?他県の知事選挙や市長選挙よりも、まずは地元の湖西市の市民を味方につけてはいかがか?
Posted by 中高年技術者 at 2016年11月25日 00:56
中高年技術者殿、貴君の意見には賛同しかねます。原発のコスト(含む将来の安全性担保)は、安くないですし、一般的に投資回収の難しい案件は、コスト高を理由にギブアップしますので、三上さんの言っていることは決して間違いではありません。原発や豊洲市場の問題(2者とも化学物質のリスク管理がまともに議論されてない)とジェット機の安全性を同じ土俵で議論するのは、無理があります。リスク管理の常道として、レギュラトリーサイエンス(H23閣議決定施策)、ポジティブリスト制、グループシンク(集団浅慮)、ポストツルース(真実後)を念頭に入れると、いいです。参考文献として、①基準値のからくり(講談社ブルーバックス:村上他)、②規制の虜(講談社:黒川清)、③撤退戦の研究(青春新書:半藤他)、④福島原発の真実(平凡社新書:佐藤栄佐久)の一読をお勧めします。いずれも複数の英訳版が、海外の専門家(IARC等)の間で読まれてます。農家9年生(農薬開発研究の実務経験有、妻は化学物質の安全性試験の実務経験のある現役薬剤師)より。
Posted by 時の行者 at 2016年11月27日 11:46
時の行者殿、貴殿の意見は下記の3点が混在していて結果として何を言いたいのか全く不明です。
①投資金額・・・高い、安い
②投資回収・・・難しい、簡単
③投資のリスク・・・高い、低い(リスクの分析方法を含む)
もう少し論点を整理してから反論されては如何か?
当方の意見としては投資金額の高い、安いではなく投資回収が可能か不可能かによって
投資の実行を判断すべきというものです。
世間では投資金額が安ければ投資回収できないものでも投資してしまい赤字に転落したり経営難に陥るケースもあります。
貴殿の農業経営でもご注意されたし。
また経営に関する書籍については欧米の書籍が非常に理論的、実践的ですので原文を読まれることをお勧めします。
日本の書籍は抽象的であったり精神論に終始するものも多く海外からの留学生の間では不評です。
農家の長男でありながら農業に見切りをつけた中高年技術者より
Posted by 中高年技術者 at 2016年11月29日 19:58
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