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2016年11月01日

ブログ447、福島原発を見学しました

全国市長会の主催で、原発を見学しませんか、の呼び掛けがあった。いい企画だと直ぐに申し込みをした。
郡山市に集合し、Jビレッジへ、そこで着替えして、福島第1原発へ。
線量計をポケットに入れてバスで原発の敷地を巡回し免震重要棟の中を見学することができた。第1原発所長が簡単だが説明してくれた。
私は、所長に質問した。あの事故の時の吉田所長から何人目の所長さんですか?四人目です。もう四人目ですか?はい2年もやればしっかり疲れます。・…事故後でも激務なんだ、と改めて実感した私だった。
あちこちに汚染水の入った巨大なタンクがあった。線量計があちこちにある。免震重要棟の近くの線量計は7、5マイクロシーベルト毎時だ。1号基の近くの線量計は300マイクロシーベルト毎時だ。だから爆発した原発の近くでは人間でなくロボットが作業するのだ。
この第1原発で作業人員6000人、事務員1000人、合計7000人が毎日仕事している。被曝した作業服は毎日焼却するという。我々25人が付けた手袋と靴カバーも焼却するのだ。ナンバープレイトの無い車両が800台も第1原発で使われている。バスで見学した回りは土がコンクリートでカバーされている。線量を下げることと雨水の浸透を防ぐためという。
事故直後の写真と5年後の今とを比べた写真も見せている。
これは、改善されているでしょう、処理は進んでいますよ、と解って欲しい、という気持ちを表している。40年かけての長い間、廃炉作業は続く。
昨年1年間に8000人の見学者を受け入れた。前に進んでいることを知ってもらうため、と説明があった。
第1原発を出る時、自分の線量計を見た。2時間で0、01ミリシーベルトである。これは歯医者で1回歯のレントゲン写真を撮った位の被曝と説明してくれた。帰郷して良い、の基準に達し、帰郷を呼び掛けている楢葉町の町役場には日の丸が掲げられていた。帰郷した人は1割と悲しい。
これだけの後始末の仕事をしているのに、東京電力は黒字決算をしている。なぜた?決算のやり方に疑問符ではないかな?電気代が高いからなのかな?私は不思議でたまらない。
感謝!三上元 拝。


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